皆さん、こんにちは!
わったせいです。
今回は、日本百名山チャレンジ8座目として「甲武信ヶ岳」についてご紹介していきます!
*前回登頂した百名山はコチラ!
7座目:雲取山(標高:2,017m) 2022年5月28日(土)
こちらの記事では・・・
・ユニークな名前の山を知りたい、登ってみたい!
・山頂から日本アルプスの絶景を独り占めしたい!
・千曲川の源流地点で美味しい水を飲んでみたい!
そんな方に向けて書いております。
それでは、よろしくお願いします。
*本記事で取り上げている情報は、2022年6月4日時点のものとなります
【なんて読む?】「甲武信ヶ岳」ってどんな山?名前の由来は?
さっそく山歩きの様子をお届けしたいのですが、まずは今回ご紹介する「甲武信ヶ岳」の基本情報について見ていきます!
【山名(読み)】
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)
【標高】
2,475m
【所在地】
山梨県・埼玉県・長野県
【コース(所要時間)】
毛木平(長野県)からの周回コース *標準タイムはおよそ9時間
【特徴】
ユニークな山名。3県の県境に山頂を持つ。山頂からは百名山を43座眺めることができる。
まずは、山名についてです。
「甲武信ヶ岳」と書いて「こぶしがたけ」と読みます。
百名山は特に、初見では読み方が分からないお山が多いですね!
一度読み方を聞いたら忘れられないようなインパクトのある名前でもあります。
因みに「甲武信ヶ岳」は、
「甲」は甲州(現在の山梨県)
「武」は武州(現在の埼玉県)
「信」は信州(現在の長野県)
と、上記3県の旧名の頭文字を取って付けられた名前です。
覚えやすいですね!
これら3県の境目に甲武信ヶ岳の山頂があることは地図上でも確認することができます。
このような地理的特徴から、「甲武信ヶ岳」は日本有数の「分水嶺」としての顔も持っております。
そもそも「分水嶺」とは何か?
文字通り「水が分かれる嶺(山頂)」のことです。
そう、甲武信ヶ岳の頂上に落ちる雨や雪の滴は・・・
1滴は山梨県側の笛吹川に落ちて富士川となり太平洋へ、
もう1滴は埼玉・東京の荒川に流れて東京湾へ、
そしてもう1滴は長野県側の千曲川に落ちて信濃川となり日本海へ注がれる、
というまさに水の分かれ目、甲武信ヶ岳は他にあまり類を見ない非常に面白い特徴を持っております。
登山が趣味だけど、「甲武信ヶ岳」未踏の方にとっては、これだけでも登ってみたいと思ってもらえるのではないでしょうか!?
お次は「甲武信ヶ岳」登山のメインコースについてご紹介していきます!
【ルート紹介】毛木平から水源地を経由し甲武信ヶ岳の山頂へ
まずは「毛木平」駐車場について。
こちらは今回実際に歩いたコースです。
場所は長野県側にあります。
今回は車中泊で使わせてもらいましたが、お手洗いもあり比較的広々とした駐車場です。
60台くらいの車を停められそうな広さではありますが、深夜0時近くに到着した時はおよそ半分ほど埋まっておりましたので、
土日などの連休時の登山では油断は禁物、早めの行動をおすすめします。

さて、今回歩いたルートの詳細は以下の通りです。
*時間は標準コースタイム
スタート地点
毛木平
↓ およそ10分
分岐:ここで右側の「千曲川源流」地点方面へ
↓ およそ20分
大山祇神社
↓ およそ1時間25分
ナメ滝:沢沿いの樹林帯が長く続きますが、ここで冷たい水でリフレッシュ休憩!
↓ およそ1時間10分
標高2,150m地点:この周辺で「千曲川源流」地点に辿り着けます。
ここに降った雨や雪から、千曲川そして日本一長い川「信濃川」に流れて、日本海へ注がれていきます。


↓ およそ35分
分岐:甲武信ヶ岳山頂まではあと少し!
*注意ポイントとして、山頂直下のガレ場に足を取られないように歩きましょう
↓ およそ25分
甲武信ヶ岳山頂:この場所から、富士山を含め日本百名山を43座眺めることができます

毛木平から甲武信ヶ岳までは、標準コースタイムでおよそ4時間少しと、なかなか登りごたえのあるお山です。
山頂付近には「甲武信小屋」やテン場もありますので、ゆっくりと甲武信ヶ岳登山を楽しみたい方は宿泊も検討してみてはいかがでしょうか。
「甲武信小屋」の情報はコチラ
*山の日限定Tシャツも販売しているようです!欲しい!笑
最後に、山頂からの眺望をご覧ください!
・富士山(頂上ちょびっとだけ・・・)

次回はくっきり富士山を撮れるようにリベンジしたいです。
後編では、残りの周回ルートの様子をご紹介していきます!
お楽しみに〜
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