皆さん、こんにちは。
わったせいです!
本記事では、前回に続き「鹿児島の山と旅」をテーマに、皆さんにとって役立つ情報をお届けします。
前回の記事『【鹿児島の山旅】標高ワースト2の百名山・開聞岳の美しい姿に感動①』の後編となりますので、
・「開聞岳」ってどんな山?
・登山口までのアクセス方法は?
・登山ルートと山頂までの所要時間は?
といったことが気になる方は、まず『【鹿児島の山旅】百名山で2番目に低い山・開聞岳の美しい姿に感動①』からご覧ください。
それでは、後編からはいよいよ登山道の山歩きスタートです!
【写真で山歩き②】 2〜4合目は眺望ナシ!冬でも温暖で緑豊かな自然に注目!
前回の記事でもお伝えしましたが、
開聞岳の「登山ルート」は、一般的なものとは少し「変わった」特徴を持っております。
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山頂までの大まかなコースと所要時間は以下の通りです。
*休憩時間は含まず
2合目(登山口):START
↓ およそ40分
4合目: 休憩用ベンチあり(1~2人用)
↓ およそ20分
5合目: 展望デッキあり *ここで初めて眺望が見られます
↓ およそ55分 *岩場出現
仙人洞: 周辺に洞穴がいくつかあるので落ちないよう注意!
↓ およそ35分 *冬は凍結箇所あり
開聞岳山頂
山頂までの登りに掛かる時間は、およそ2時間30分です。
*登山道は1本のみなので、下山は来た道を下りるだけです。
準備運動を済ませたら、2合目登山口からスタートです!
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初っ端から登山道の道幅は狭いのですが、傾斜はそれほどでも無いので、比較的楽に歩くことが出来ます。
この日は冬(1月2日)でしたが、30分も歩かないうちに暑くなってきました。
さすがは南国ですね。
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そして、季節は真冬なのに緑が豊か!
新緑の季節に登山をしている感じで、しばらく違和感しかありませんでした。
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2合目スタートしてから、およそ10分少しで「3合目」に到着しました!
ここからは同じような標識が、現在位置を教えてくれます。
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「3合目」を抜けても同じような道が続きます。
ここまではこれといった眺望はありませんが、さらに10分ちょっと進んでいけば、あっという間に「4合目」に到着です。
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「4合目」のベンチには、幸いにも誰も座っておりませんでしたので、
ベンチに腰掛けながら、チョコで糖分補給してちょっと一休みしました。
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ここまでは順調なペースで登ってきましたが、眺望0なので、
「展望デッキ」のある「5合目」まで先を急ぎます!
【写真で山歩き③】 5合目と7合目にはスケール大の眺望が見られます
2〜4合目までの序盤(およそ30分程度)はひたすら樹林帯歩きが続きました。
4合目から先は、少しずつ岩場が出てくるようになり、今までと違う景色を楽しむことが出来ます。
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4合目を過ぎてから10分も経たないうちに、
「5合目」に到着です。
左側は「展望デッキ」となっておりまして、この日初めての「海」を眺めることが出来ます!
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左側の展望デッキからの眺めはこんな感じでした↓
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この時は、ちょっと霞んでいてくっきりとは見られませんでしたが、
この先はずっと海で、その海の向こうには「種子島」や「屋久島」があって、その先は国外になるのかと想像すると、
「日本の最先端に来たのだなぁ」と感慨深くなりますね。
さて、展望デッキのある5合目を過ぎてさらに先を目指していくと、
また違った風景を見ることが出来ます。
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序盤の2〜4合目で出てきたような、塹壕みたいな道では、このような赤い土が見られます。
また、本格的な岩場エリアも出てきますので、転倒には要注意です!
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5合目を抜けてからは樹林帯の岩場歩きも多くなり、およそ30分程度歩くと、
「7合目」の標識が出てきます。
*6合目の標識は下山時も見当たりませんでした・・・
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5合目〜7合目あたりまでしばらくの間は、左手に海が時々ちょっと見えるような道となっていますが、
木々が邪魔で、眺望はあまり良くありません。
ここから少し風が吹き、さらには標高も徐々に上がってきていることもあり、寒さを感じるようになりました。
7合目を過ぎて5分経過したところで、ついに「眺望良い」エリアに出ました。
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天気が良ければ、海の向こう側には「種子島」や「屋久島」といった島々が見られるビューポイントです!
空と海の境界が分からないほどに、果てしなく海が続いている景色に圧倒されたのですが、
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期待していた島々の様子を眺めることはできませんでした…
開聞岳の登山道はピストンなので、下山時に見渡せることを信じて、引き続き頂上を目指していきます!
そしてここから地図上では「螺旋状」に巻いていく山歩きです。
海からはいったん遠ざかるような道を歩いていきます。
樹林帯の岩場歩きが再び始まりますが、山頂近くにはまた違ったビューポイントがありますので、
引き続きご覧ください!
【写真で山歩き④】 山頂手前は岩登りの急登。それでも絶景はすぐそこ!
7.1合目の眺望ポイントを過ぎて、ふたたび樹林帯の岩場歩きに入ると、
「仙人洞」
と呼ばれる洞穴に到達します。
足元にはよく注意して歩行しましょう!
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危険箇所の近くには看板🪧が設置してありますので、よそ見をしていなければ安全に歩行することが出来ます。
注意看板の右側(山側)には一際大きな穴が空いております。
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恐らくこの大きな穴が「仙人洞」かと思います。
地元の伝承についての看板が設置されていました。
「仙人洞」を抜けて同じような道を5分くらい歩けば、
「8合目」に到着します。山頂までは、あと0.8km!
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8合目の看板直後には、岩登りのレベルが1つアップします。。。
この日初めて、ロープが設置されている場所に出ました。
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これまでは短時間で距離を進められていましたが、8合目より先から始まる岩の急登に苦戦して、
400m先の「9合目」に着くのに10分超の時間が掛かってしまいました。
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9合目から先は、さらに急な岩登りが待ち受けておりました。
足を滑らせないように慎重に登っていきます。
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「開聞岳」の標高は1,000mに満たない山でありながらも、山頂付近の岩登りにはかなり苦戦しました・・・
特に9合目以降の急登は辛いポイントです。
しかし、ここの岩登りを超えた先には・・・
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若干霞みがかっていましたが、ふたたび海の絶景を拝むことが出来ました!
しかし、樹林帯から抜け出していたこともあり、風にさらされて少し肌寒かったので、脱いでいた上着を羽織りました。
この直後で梯子が登場します。
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さらに梯子を登った先には、またまた眺望ポイントが!
今度は山頂の影を見ることが出来ました。
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コチラのポイントを通過して10分ほど岩登りを続けると、
いよいよ山頂まで「52m」のところまで来ました。
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ここまで来れば、山頂まではもう目と鼻の先です!
【写真で山登り⑤】 薩摩富士の頂上から見る景色は?下山の様子もどうぞ♪
山頂から「52m」と書かれた、変わった標識を過ぎて、
いよいよ最後の岩場を登り切ると・・・
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2合目登山口をスタートしてから、およそ1時間40分で、
ついに「開聞岳」登頂♪
山頂も岩場となっており、それほど広くはありませんでしたが、頂上からの景色はこのような感じでした!
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標識の上に乗っかっている白いものは・・・?
近づいてみると、、
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白い石は持ち上げることが出来ますが、大きさ以上に重量感のある石でした!
記念撮影の時にぜひ、持ってみてください♪
そして、岩場の先っぽからの景色は、迫力満点でした!
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山頂は風が強く、先端部の岩までは足元が危ないので、注意して歩きましょう。
早速、先端部に近づいていきます。
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その後、少し手前の岩に腰掛けて、絶景を眺めながら行動食を食べました。
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山頂からの景色の他に、記念碑やユニークな地図もありました。
登頂の際はぜひ見つけてください!
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石の地図には、南側の「種子島」と「屋久島」も!
頂上からは見られるのでしょうか??
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結局、風が冷たくて山頂には30分も居れませんでしたが、7.1合目からの島々を見渡せるのを楽しみに下山開始!
まずは山頂付近の絶景を目に焼き付けます。
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「山頂の影」に別れを告げ、7.1合目の眺望ポイントまで先を急ぎます。
※途中には湿って濡れた岩場もありますので、特に下山時は転倒注意です!
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足元に十分注意しながら下山していくと、ついに7.1合目に到着!
果たして、南の島々の様子は!?
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それでもやはり、ここは特に日本の最南端を感じられるスポットで、脳裏に強く残っております。
果てしなく続く海、なんと見事なのでしょう。
この光景を目に焼き付けたあとは、快速で下山!
「開聞岳」の下山はひたすら下っていくだけなのですが、
山頂付近の岩場と、5合目より下の道には要注意です。
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途中、上のような土に滑って転びそうになりながらも、なんとか今回も無事に帰ってこれました。
これにて、日本百名山「23座目」登頂完了です!
【さいごに】 開聞岳の美しい山容を眺められる場所は?
いかがでしたでしょうか?
今回は、九州の鹿児島にある日本百名山「開聞岳」登山をご紹介しました。
標高は1,000m以下で「低山」の部類ですが、なぜ百名山に選ばれたのか分かったような気がします。
皆さんも、九州本土最南端の「開聞岳」が持つ美しい山容と頂上からの絶景を味わってみてはいかがでしょうか?
最後に、麓の「とある場所」から眺めた「薩摩富士」の秀麗な姿をお届けして終わります!
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この「逆さ薩摩富士(開聞岳)」を見られる場所は、
「鏡池」
という場所です。
下山後にお時間があれば、是非立ち寄ってみてください♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【あわせて読みたい】「鹿児島」県のシンボル的存在の山についての情報はコチラ↓
【鹿児島の山旅①】薩摩の心・桜島はどの場所からの展望がおすすめ?