【月山登山】初東北遠征は少し早い紅葉登山を満喫してきました-前編-

20220918colored_leaves_gassan 【日本三百名山】

こんにちは、わったせいです!

最近、めっきり秋っぽくなってきて過ごしやすくなり、エアコンとは冬までしばらくお別れですが、9-10月は台風が多くて山に行ける日も限られてきてしまいますね。。

気のせいでしょうか、ここ数ヶ月間ずっと平日の方が天気良くて、週末はほとんど雨が続いているような気がします・・・。

平日休みの会社に転職しようかなぁ・・・なんて思ったり。

それは冗談として(笑)、今回は、そんな台風の合間に行ってきた、東北地方にある「月山」というお山を紹介したいと思います!

幸いにも、僕が行った日は頂上付近で強風が吹いていたものの、天気は快晴で、色づき始めた紅葉の絨毯が、爽やかな秋空に良く映えておりました!

太陽と秋空と雲海と紅葉の絨毯

まるで、天国にいるような(行ったことないけど笑)素晴らしい景色に癒されましたので、今回は紅葉登山の魅力をお伝えできればと思います!
*2022年9月18日の山行記録です。

はぁ〜、今でも写真を見返しただけで感動のため息が出る・・・。

本記事は・・・

紅葉シーズンにおすすめの山を知りたい!
*紅葉におすすめのお山についてはコチラもご覧ください♪
【日帰り百名山】アクセス良好な日光男体山で紅葉登山を満喫しました

東北の山に行ってみたいけど、首都圏からだと遠くて行くかどうかちょっと迷っている。。

・激混みの北アルプス以外でおすすめの山を探している!

そう思っている方にとって有益な情報が得られると思います。

それでは、よろしくお願いします!
*前編と後編の2本立てでお送りします!!

【雲の峰】初東北遠征は少し早い紅葉登山を満喫してきました-後編-

 



【なんて読む?】「月山」は「つきやま」じゃないよ!

まずは、今回行ってきた「月山」について紹介します。

実は僕、初見で「月山」を「つきやま」と読んでおりました・・・

もちろん、不正解です笑 恥ずかしい・・・。

正しくは「がっさん」と読みます!
月の山と書いて「ガッサン」・・・カッコ良いですね!

この「月山」は山形県の中央部に位置していて、深田久弥さん著「日本百名山にも数えられている山です。

同著によれば、奥の細道で有名な江戸時代の俳人「松尾芭蕉」さんも登ったことのある山だそうです。

同著では、それぞれのお山にまつわるエピソードや、著者の登山体験が記されていて、興味深いエッセイなので、

「これから百名山完登したい!」

という方にはおすすめの良著です!

月山の標高は1,984mと2,000mに満たないのですが、3,000m級の山が並んで聳え立つ北アルプスエリアで見られるような高山植物や迫力のある雲海を見れる山として、古くから親しまれているそうです。

また、東北の山ですので、夏でも雪が残っており、月山は「夏スキーのメッカ」とも呼ばれているようです!
*雪の状況にもよりますが、時期としては4月中旬〜7月下旬がシーズンみたいです。

そこに、今回「紅葉」も見られるので、非常に楽しみでした!



【登山口のアクセス】 首都圏からであれば「毎日あるぺん号」がおすすめ!

月山を登ろうと思ったら、候補としてあがる登山口は2つほどあります。
*縦走等を前提とすれば他にもあるかもしれませんが、ここでは2つご紹介します

月山八合目登山口」と「姥沢(うばさわ)口駐車場」です!

①月山八合目駐車場

八合目駐車場までは、現地の路線バスでのアクセスが可能です。

バスの経路:鶴岡駅⇆月山八合目

JR羽越本線の鶴岡駅月山八合目間では1日に3-4便のバスが出ますが、所要時間が2時間程度の為、遠方からお越しの場合は前泊がマストになります!
詳細は「庄内交通」社のHPにてご確認ください。

②姥沢駐車場

こちらの登山口も、公共交通機関でのアクセスが可能ですが、バスを途中で乗り継がなければなりませんので、①と比べると少々煩雑です・・・。

バスの経路:山形駅→西川BS(バスストップ)*山交バス→姥沢バス停*町営バス

まず、JR新幹線「山形駅」から山交バスで「西川BS」へ
*この区間は1日10-11便で所要時間は約40分です

続いて、「西川BS」から町営バスで「姥沢バス停」へ
*この区間は1日4便で所要時間は約45分です

詳細は「ヤマケイオンライン」のサイトや「ぶらり西川ガイド」のサイトで情報が載っておりますので、そちらも合わせてご確認ください。

とこのように、東北エリアでしかも山間部までとなると、やはり関東からは数時間で行くことは現実的ではありませんので、

通常はマイカーで前夜に移動・車中泊か、交通機関で山形か鶴岡まで移動し前泊・バス移動、の2つの方法になるかと思います。

しかし、今回僕が取ったアクセス方法は上記2つのどちらでもなく「毎日あるぺん号」のツアーでした!

「毎日あるぺん号」とは、毎日新聞旅行(株式会社 毎日企画サービス 旅行部)が運営している、登山バスツアーの1種です。

東京エリア(竹橋、新宿、八王子)と、日本の主要なアルプスの登山口を行き来する登山バスで、なんと東北エリアまで行く登山バスもあるのです!

今回は、月山登山口との往復登山バスを予約しました。スケジュールとしては・・・

前日夜に(22:30)竹橋(東京駅から徒歩10-15分)から夜行バスに乗って②姥沢口駐車場まで行き、翌日早朝(5:30)から月山登山を楽しみました。
*入浴用品やその他登山に不要な荷物はバス車内にデポしてOK!

その後お昼過ぎ(13:30)には駐車場を出発し、近くの温泉施設「水沢温泉館」に立ち寄って汗を流した後は東京駅に帰る、という行程でした。

以上で、旅行代金(バス往復と入浴料金込み)は、¥16,800でした。*2022年9月18日時点

・自分で車を運転しなくても良い(レンタカーやガソリン代も不要)

・前泊料金や宿探しの手間は不要

といったメリットがあるので、車中泊があまり気にならないような方にとってはリーズナブルな価格ではないでしょうか?

首都圏在住で、普段からソロで遠方に登山に行かれる方には嬉しいものだと思いますので、一度お試しの価値アリです!
*もちろん、団体でも楽しめます

さてここからはいよいよ、実際の紅葉登山の雰囲気を写真でお伝えできればと思います!



【写真で山歩き①】 途中まではリフトで楽ちん!

姥沢口駐車場に到着したらまずは、下から見える月山を記念撮影します!
*朝5:30の時点で、駐車場は4割くらい埋まっておりました。さすがは百名山。

朝5:30の様子。好天の模様

月山は山頂までお手洗いはありませんので、出発前に駐車場前にあるトイレに寄っておきましょう。
*この先の月山リフト下駅にお手洗いがありますが、営業時間(8:00-16:30)外は使えません。

今回、使用しておりませんが、更衣室もあるようです。便利ですね!

早朝出発であれば、駐車場前のトイレに寄りましょう。

お手洗いを済ませて、山の方へ歩いて行くと、大きなガイドマップの看板が見えてきます。

大きくて見やすい地図でした。

こちらの地図には、距離は記載あるものの、所要時間については特に書かれておりませんでしたので、ご参考までに標準コースタイムを以下の通り記載します。
*下記記載タイムはYAMAPの登山計画をもとに算出

【姥沢口駐車場〜月山山頂まで】合計:約3時間半
①駐車場→姥沢小屋: 約15分
②姥沢小屋→牛首分岐: 約2時間
③牛首分岐→月山山頂: 約1時間

下山時に姥ヶ岳(標高: 1,670m)を経由する場合・・・

【月山山頂〜姥沢駐車場まで*姥ヶ岳経由】合計:約3時間半
①月山山頂→牛首分岐: 約50分
②牛首分岐→姥ヶ岳: 約40分
③姥ヶ岳→姥沢駐車場: 約2時間

姥沢駐車場をスタートして、月山・姥ヶ岳の2つのピークを回るコースですと、合計7時間程度掛かる計算になります。
*休憩時間は含まれていないので上記に+1時間くらい見ておけば良いでしょう。

しかし、これは「リフト」を一切使わない場合のコースタイムです。

冒頭でもお伝えした通り、月山は「夏スキーのメッカ」として有名です。
スキーといえばもちろんリフトがあります!

行きと帰りで両方リフトを使用する場合は、行きで約30分、帰りで約1時間と、なんと合計1時間半程度の時間を節約できてしまいます!
*リフトに乗っている時間は、1回15分くらいです

使えるもんは使いましょう!

ちなみに、リフトの料金は往復で¥1,100(¥700)、行き帰りどちらか1回の場合は¥600(¥400)ですので、ご自身の体力・疲労度と相談の上ご検討ください。
*( )内の金額は小学生以下のこども料金です

さあ、ルートマップを確認して準備運動を終えたら、いよいよ出発です!

姥沢小屋までは舗装された坂を登っていきます。

今日も安全登山で行きましょう!!



【写真で山歩き②】高山植物と雲海がお出迎え!(姥沢小屋→牛首分岐)

舗装された坂道を歩くことおよそ10分、小さな小屋が出てくるのですが、その小屋は「姥沢小屋」です。

こちらで「月山環境美化協力金」として¥200支払いましょう!月山の素晴らしい自然を守る為の協力金です。

200円支払うと、このような印紙が手渡されます。

姥沢小屋の左手奥から舗装路が伸びており、少し登って行くと「月山ペアリフト」と書かれた建物が左側に見えてきます!

この時間(朝6:00前)は営業開始前の為、右側の登山道を進んで行きます。

リフトは下山の時に使おうかな!
無事に下山できるよう気を付けてきます!

上の写真の分岐を右に曲がると、ようやく、登山らしい光景になっていきます。

木段の登場です♪

このような木段ゾーンを30-40分登っていきますと、可愛らしい植物たちがお出迎えしてくれます。

思わず立ち止まって撮ってしまいます。
まだつぼみでしょうか。鮮やかな青が綺麗です。

標高はどれくらい稼いだでしょうか?まだ1,500m地点まで来たのかどうか分からないあたりで、ふと後ろを振り返ると雲海が目の前に広がっていたのでした!

こんな序盤に雲海を見ることができるとは・・・

登山道に出てから1時間もしないうちに、すでに樹林帯から抜け出て開けた景色を楽しむことができました。

その中には綺麗に色づいた葉もあり、まさに山全体で紅葉が始まっている最中でした。

鮮やかな紅葉。間近に見られました。

カラフルな草原が360度広がっていて、まだ序盤なのに歩を進めることができません!!
分岐の牛首までの道は平坦な道や木道・木段が多く、キツい登りはあまり多く無いといった印象でした。

ここからは牛首分岐までの絶景をお送りします!

ここは天国ですか?
秋空と色づき始めた大地
何歩か少し歩いては立ち止まって写真、これの繰り返しでした。
北アルプスにいるような気分だけど、これで(恐らく)標高1,500mくらい!

(行ったこともないけど笑)、天国にいるような光景に圧倒されてしまい、全然前に進めませんでした。

牛首分岐に近づいてくるところで木道が消えて、岩ゴロゴロの登りが登場します。
ここで現実に引き戻されてしまいますね。。

分岐手前では少し急な坂が出てきます

しっかし、本当にこの日は綺麗な青空で絶好の登山日和でした!

少々キツい登りも、こんな青空の中だったらへっちゃらですね!
しかも早朝なので、むしろ少し涼しい♪

分岐まで来ると、ご丁寧に山頂までの目安時間と距離を教えてくれてました。
おまけにバリュエーションルートの説明やリフト詳細についてまで!

さあて序盤は写真ばっか撮ってたけど、山頂までは一気に行くぞ!!!

牛首分岐に到着〜♪ ここから山頂までは1時間!

以上、登山開始から牛首分岐までの様子でした!



【前編さいごに】 序盤から最高の景色で満足でした。。。

これにて前編終了となりますが、いかがでしたでしょうか?

前編では、月山の概要や登山口までのアクセス、そして山登りの様子を途中までご紹介しました。

最後に、前編のおまけとして、序盤で撮影した他の絶景写真もお送りします!

思わず飛び込みたくなるような雲海☁️
ここ本当に日本ですか?
ここ本当に日本ですか??

つづく後編では、月山の山頂までの様子や下山時の素晴らしい風景など、引き続き美しい写真盛りだくさんで提供しますので、お楽しみに!!

【雲の峰】初東北遠征は少し早い紅葉登山を満喫してきました-後編-

 



タイトルとURLをコピーしました