【鹿児島の登山旅】百名山で2番目に低い山・開聞岳の美しい姿に感動①

【日本三百名山】

皆さん、こんにちは。

わったせいです!

前回に続き「鹿児島の山と旅」をテーマとした記事をお届けします。
*遠征1日目の様子はコチラ→【鹿児島の山旅①】薩摩の心・桜島はどの場所からの展望がおすすめ?

鹿児島遠征2日目は、鹿児島県指宿(いぶすき)市に位置する「開聞岳(かいもんだけ)」というお山に登山してきましたので、その様子をレポートしていきます!
*山行は2023年1月2日(月)のもので、本記事はその前編となります

後編記事はコチラ→【鹿児島の山旅】百名山で2番目に低い山・開聞岳の美しい姿に感動②

本記事は・・・

日本百名山の中で本土最南端にあるお山ってどこ?

・他とはちょっと変わったユニークなお山を登山してみたい!

・九州に「ご当地富士山」ってあるの?

と、気になっている方に向けて書いております。

きっと、

「日本にはこんな面白いお山があったのか!」

「今度の休みは鹿児島に行ってみたい!」

そう思って頂けること間違いなし!

それでは今回も最後までよろしくお願い致します。



【はじめに】「開聞岳」ってどんな山?登山口までのアクセスは?

まずはじめに、今回登ってきました「開聞岳」について基本情報をご紹介します!

【山名(読み)】 開聞岳(かいもんだけ)
【別名(通称)】 薩摩富士
【標高】 924m
【特徴①】 「日本百名山」の100座中、筑波山(877m)に続き2番目に低い
【特徴②】 (島や沖縄を除く)日本の本土最南端に位置する

登山口最寄り駅に向かう車窓から見た開聞岳

開聞岳」は、別名「薩摩富士」の通り、日本有数の美しい山容をした「ご当地富士」として通年多くの登山者で賑わっております。

また、標高は1,000mに満たない、いわゆる「低山」でありながらも、茨城県の「筑波山」とともに「日本百名山」に選定されております。

今回は、「低山」でありながらなぜ百名山に選ばれたのか?という謎に迫っていきたいと思います!

続いては、登山口までのアクセスについて。

結論から申し上げますと、「開聞岳」の登山口までは「車」でも電車・バスといった「交通機関」どちらでも辿り着くことができます!

①車(自家用車、レンタカー)使用の場合

車の場合に目指す場所は「開聞岳登山者無料駐車場」となります。

名前の通り、駐車代は「無料」です。

「開聞岳」周辺は、温泉施設や博物館、自然公園など他にも観光名所が点在しておりますので、旅行で鹿児島を訪れる場合はレンタカーでの移動が便利です!

②公共交通機関(電車・バス)を使用する場合

お次に、電車・バスを使用する場合は「開聞駅」が登山口までの最寄り地点となります。

開聞駅」は登山口より少し離れた場所にあるのと、電車・バスの1日の運行本数が限られておりますので、運転免許をお持ちでない方か車の運転に自信のない方向けのアクセス方法となります。

↓は「開聞駅」実際のダイヤ(JR九州)となります。

3時間おきに1本来るかのレベルです。

交通機関オンリーでのアクセスでは、事前の情報収集がマストですね。

今回僕は「指宿駅」周辺のホテルで宿泊しましたが、

「指宿駅」⇆「開聞駅」の電車移動が少し特殊でしたので、ここからは乗車方法注意事項についてお伝えしていきます!

【指宿駅→開聞駅の移動時】
STEP1. 指宿駅には券売機があるので、まずは切符を購入(片道¥380)

STEP2. 切符を手にそのままホームへ!
*指宿駅は自動改札機「無し」で、かつ早朝(~AM7:30)は駅員さんも不在

STEP3. 枕崎方面(山川行き)AM7:28発の電車に乗車(1両ワンマン電車です!)
*隣の駅「山川駅」ですぐに停車しますが、同じ車両で数分後に発車しますのでそのままご乗車を!

指宿駅⇆西頴娃(にしえい)駅の電車に乗車しました。

STEP4. 「山川駅」で2-3分ほど停車した後に発車、乗車時間はおよそ20分
*「開聞駅」到着まで、車窓からの景色をお楽しみください(左の窓側席がおすすめ!)

左車窓からは、指宿の竹山(通称: スヌーピー山)が見られます。

途中に見えてくる「竹山」は、人気キャラ「スヌーピー」が仰向けに寝ている様に見えることから、通称「スヌーピー山」という名で親しまれております!

今回登山する「開聞岳」も左車窓から眺めることができます。

STEP5. 「開聞駅」で降車
*この時、車両一番前の出口しか開きませんので、後ろ寄りに乗車の場合は要注意
*降車時は、車両一番前にある運賃箱に切符または現金を入れる(バスと同じ方式)

この時の乗客は僕しかおりませんでしたが、降りる直前に車掌さんに切符を確認された後、直接手渡しとなりました。

普段からICカードの利用に慣れている方にとっては少し戸惑ってしまいますが、分からないことはその場で車掌さんか駅員さんに聞けば大丈夫かと思います!

「開聞駅」まで無事に辿り着けたら、いよいよ登山口まで徒歩で移動です!



【写真で山歩き①】 開聞駅〜2合目登山口は舗装路をひたすら歩きます。

指宿駅からはおよそ30分くらいで目的地の「開聞駅」に到着。

「開聞駅」は無人の駅で、ホームと椅子の他には改札機もなければ駅舎もありません

この時は早朝であったということもあり、本当に静かでした。

ネッシーみたいなのと菜の花が描かれた可愛らしい看板
右に出れば、もう広場とトイレしかありません。

駅からトイレと広場の方へ出るとすぐに道が左右二手に分かれています

そこを右に曲がり少し歩き、右上に視線を移すと、

「開聞岳」の山頂部分だけ見えてきます!

てっぺんだけ見えました!

駅から2合目にある登山口までは、距離にして大体2km、時間にすると徒歩30分くらいで辿り着けます。

途中に案内標識もありますが、山頂部分が見えれば方向はなんとなく掴めます!

さらに歩いていくと、開聞岳がさっきよりもよく見えるので、

指宿市役所(開聞庁舎)の建物と並んで記念撮影♪

序盤からなかなかのペースで写真を撮っていきます笑

そして、この看板ゲートまで来れば、あとは道なりに坂を上っていくだけです

一般道で坂も緩やかな為、ここまではキツいポイントは特にありません。

開聞岳を正面に、ゲートが建っております。
踏切をそのまま渡って真っ直ぐ歩いていきます。
ここからもよく眺められます♪
基本的にずっと道なりに進んでいけば登山口に到着できます(あと400m)

こんな感じで緩やかなカーブと坂道を歩いていくと、

ゲートから10分くらい歩いたところで、民家や学校も消え、登山口近くっぽい雰囲気が出てきます。

自然が増えてきます。

ここからの坂を2-3分歩くと、正面には開聞岳が再び現れます。

下の方は木々で緑っぽく見えますね!だいぶ近い!

近づくにつれ、迫力が増していきます!

この先には開聞岳の看板と登山者用の無料駐車場がありますので、

車の場合は、↓の分岐を左に入っていき、駐車します。

3方向の分岐を左に曲がると、無料駐車場です。
真ん中は登山道へ、右カーブの先は「ふれあい公園」(キャンプ場方面)です。

ここまでは大変分かりやすいので、スイスイ行けるかと思います。

しかし、土休日菜の花シーズン(2-3月)は、早い時間帯に駐車スペースが埋まってしまうそうなので、早めの行動をしたいですね!

この辺で準備体操を済ませ、先ほどの分岐の真ん中(登山道方面)を進んでいくと、

最後のトイレはコチラです

ご丁寧に「最後のトイレ」の案内を道中に設置してくれておりました!

これ以降は山頂までずっとトイレは「無いので、こちらできちんとお手洗いを済ませておきましょう。

トイレは右側の階段を登っていくと見えます。

この階段を登って・・・
左手奥に設置されているのがトイレです。

トイレの中は綺麗でしたし、冬季でも蛇口の水は流れておりました。

ラストお手洗いを済ませ先ほどの看板のところまで戻り、2合目登山口の方へ歩いていきます。

坂道を上っていくこと数分後、

ようやく「2合目登山口」まで来ました。

ベンチあり。ここから先は本格的な登山道の始まりです!

お次は、

「開聞岳」登山のルート紹介

となります!



【登山ルート】「開聞岳」登山はピストンコースで、途中からは螺旋状!?

開聞岳」は、

標高1,000m未満の低山でありながら日本百名山

日本本土の最南端(屋久島を除く)にある百名山

という特徴を持っておりますが、

ユニークな形をしている登山道」を有しているのが特徴的なお山でもあります。

まずはコチラをご覧ください!

登山ルートは1本のみ!渦巻きが特徴的な面白いルートです。

登山口から開聞岳頂上までは1本の道しかありませんので、コースは「ピストンコース」です。

ピストンコースといえば「直線的」なルートが多い中、開聞岳のそれは、

7合目の「眺望良い(*地図中)」あたり〜山頂までは、渦巻き型、つまり「螺旋状」に登っていく、

という変わったルートとなっております!

因みに、螺旋ルートが始まる手前の「眺望良い」エリアからは、天候条件が良ければ、

屋久島種子島を見渡すことが出来ます!

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*開聞岳登山のコースと標準タイム(休憩時間含まず)
2合目(登山口):START

↓ およそ40分

4合目: 休憩用ベンチあり(1~2人用)

↓ およそ20分

5合目: 展望デッキあり *ここで初めて眺望が見られます。

↓ およそ55分 *岩場出現

仙人洞: 周辺に洞穴がいくつかあるので落ちないよう注意!

↓ およそ35分 *冬は凍結箇所あり

開聞岳山頂

登山口〜山頂は、標準タイムですとおよそ2時間30分程度です。

下山は来た道を戻ります(所要時間はおよそ2時間ちょうどくらい)。



後編ではいよいよ山歩きスタートです!

いかがでしたでしょうか?

開聞岳登山の前編については、お山の概要登山口までのアクセス方法、登山ルートと所要時間についてご紹介してきました。

次回からは、いよいよ2合目を出発し、日本百名山「開聞岳」山頂を目指していきます。

登頂の瞬間と下山後の様子などについては、後編をお楽しみに!
後編記事はコチラ→【鹿児島の山旅】百名山で2番目に低い山・開聞岳の美しい姿に感動②



【おまけ】開聞岳下山後に立ち寄りたいスポット-皆楽来(みらくる)-

実は、2合目登山口まで歩いていく途中には、

皆楽来(みらくる)

というお蕎麦屋さんの看板がありました。

2合目登山口のベンチと地図の手前にあるコチラの看板

開聞岳登山での疲れを癒やし、空腹を満たすには良い食事処です!

この日、下山後に頂いたのが「天そば定食」¥650

¥650でこのボリュームはお得です!

皆さんも「開聞岳」下山後のランチにいかがでしょうか?

因みにお店の外観・内観はこんな感じ。

たぬきがお出迎え
入り口の様子

食券を購入するスタイル。

お蕎麦を中心とした定食のメニューは豊富です。

どれにしようかしばらく悩みました

以上、ありがとうございました!



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