皆さん、こんにちは。
わったせいです!
本記事は、前回の記事『【日帰り百名山】瑞牆山荘ルートで晩秋の金峰山に登山してきました😊』の続きとなります。
いよいよ、金峰山の頂上まで登頂し、山小屋で美味しいスイーツを食べた時のレポートになりますので、お楽しみに!
「山小屋でしか食べられない美味しいご飯やスイーツを知りたい!」という方にも楽しんで頂ける内容となっていると思います!
それでは、宜しくお願いします。
【前回までの行程】瑞牆山荘を出発し、いよいよ森林限界突破へ!
まず瑞牆山登山のスタート地点でもある「瑞牆山荘(標高: 1,520m)」を出発、
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富士山を展望できる「富士見平小屋」と無人の「大日小屋」を経由し、
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積雪が多くなってきた標高2,400m付近へ着いたところで・・・
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冬山登山で活躍するチェンスパ(チェーンスパイク)を装着したところまで来ました!
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途中の「大日岩」というポイントは既に通過しており、山頂まであと1時間程度です!
ここから先のコース&所要時間(標準タイム)は以下の通りです。
チェンスパ装着地点(標高約2,400m)
↓ およそ1時間*この区間(森林限界突破)での富士山や南アルプス、八ヶ岳の絶景がおすすめ!
『金峰山(標高: 2,599m)』山頂登頂
下山ルート
『金峰山』
↓ およそ30分
『金峯山小屋』*こちらでひと休憩絶品メニューは必見です!
↓ およそ1時間30分
『大日岩』
↓ およそ1時間30分
『富士見平小屋』 *金峰山の登頂記念にバッジ(¥500)を買いましょう!
↓ およそ45分
『瑞牆山荘』ゴール!
下山所要時間:合計およそ4時間15分
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この先はいよいよ、森林限界を突破し絶景ポイントが出てきます!!
【感動の連続】 富士山の絶景を眺めながらの尾根歩きは最高でした!
長かった樹林帯を抜けると、絶景の嵐です!
鮮やかな秋空ブルーと雲海に立つ富士山の姿に圧倒され、前に進めません・・・
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ここら辺から山頂まで、約1時間の尾根歩きはもう最高でした。
金峰山の綺麗な稜線とシンボルの五丈岩も見えてきましたよ!
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ここでの岩の稜線歩きでは、ずっと右手(右斜め前方)に富士山が見えるようになっております。
時折見られる、岩の崖と富士山のツーショットも見応えアリです♪
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崖と崖のあいだにどっしりと構えている富士山の景色が、この日一番のお気に入りの写真です!
アップの富士山と一緒にどうぞ!!
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さらに進んで、ちょっと崖を目立たせた風景も!
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岩尾根歩きが始まってから10分ほどで、この日3度目の鎖場登場です。
前の2回とは異なり明らかに雪が増えておりますので、より慎重に進んでいきましょう⚠️
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難敵の鎖場を越えると、それをクリアしたご褒美のような絶景・岩尾根歩きを再び楽しむことができます!
山頂までの岩尾根歩きをスタートしておよそ12分、少しだけ五丈岩が近くなりました。
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少し前に進んだところで休憩しながら、これまで歩いてきた岩尾根を振り返ります。
左には南アルプスと、右には八ヶ岳が広がっておりました!
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岩尾根歩きから35分経過したところで、だいぶ山頂に近いところまで来ることができました。
天気は快晴でしたが、日陰には変わらず積雪が見られました。
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ここまでずっと右手から見守ってくれていた富士山も再び顔を出してくれていました!
まるで果てしない水平線に浮かぶ孤島の山のようで、一瞬自分がどこに居るのか分からなくなりました。
ここは天国かっ!
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そして5分ほど歩くとついに、五丈岩が間近に迫ってきました!
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五丈岩に到着!!
岩尾根歩き開始から45分ほどでした。
五丈岩の標識は正面ではなく、なぜか側面から見たところに設置されておりました笑
少し違和感ありますね。
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それでも大迫力の岩ですね。
この写真もすごく見上げて撮影しておりますので・・・
ここまでくればもう、山頂です!
【金峰山のシンボル・五丈岩には登れるの?】答えは・・・
登山開始から4時間近く経過したところで、ついに金峰山の頂上に立ちました!
これで日本百名山は19座目です!
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ところで、金峰山に「登ったことのある」または「これから登る予定がある」という方であれば、一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?
Q 金峰山の五丈岩にはよじ登っても良いの??
答えは・・・
NGです(登ってはいけません)!!
理由としては、五丈岩が山梨県甲府市に里宮を置く「金櫻(かなざくら)神社」という神社の御神体だからです!
つまり、こちらの「金櫻神社」は、五丈岩を含めた金峰山を御神体としている為、五丈岩も神社の一部で神聖なものであるからです。
また、金峰山はこの神社の本社である為、いわば「金櫻神社」の私有地です。
そして、決定的なのは当の神社も五丈岩には「登らないでください」と発信しておりますので、これから登られる方は事前にご留意ください。
*金櫻神社の公式Twitterでもありますが、現地にも注意書きの看板が設置されております。
五丈岩単体でもかなりの高さがあります(おそらく15mくらい≒1丈約3m×5)ので、そもそも登るのは危険ですからね。。
結論、五丈岩は遠目から眺めて拝むものですね!!
金峰山のシンボルには「登ることができない」ということが分かったところで、山頂からの景色をお写真でご紹介していきます♪
まずは山頂からの富士山。
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もう金峰山は富士山と面と向かっているということで良いですね!富士山綺麗過ぎます!!
そして、大事な山頂標識はなぜか(強風で?)倒れていました・・・。
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それでも、奥に進めば最近設置されたっぽい標識が別にありますので、コチラも記念撮影♪
角度を変えて撮影すると面白いですよ!
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山頂で少し休憩して、絶景を眺めた後は下山開始!
基本的には来た道を戻るだけですが、とある山小屋に寄り道して絶品を頂いてからとします!
それでは、本日お目当ての山小屋にレッツゴー!
【パンケーキかチーズケーキか?】絶品スイーツが食べられる山小屋へ!
まずは金峰山の山頂から下りていきます。
雪山も登る時より下山時の方が転倒リスクが高くなるので、気を引き締めていきましょう!
特に岩場は日が当たっている箇所でも雪が溶け出して濡れていたり、日陰は凍結しているので、滑りやすくなっております⚠️
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少し下ったところで直ぐに、小屋の屋根が見えてきました!!
そう、コチラの小屋が本日個人的メインの場所となります笑
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慎重に下りていって10分近く経過したところで、目印となるような岩の前に到着しました。
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岩の崖を通り過ぎてすぐのところに「金峯山小屋」の看板と建物を発見!
コチラの小屋が金峰山の山頂に一番近い山小屋です。
「金峰山」といえば、富士見平小屋と大日小屋が有名ですが、コチラの「金峯山小屋」もオススメです!
*僕自身は他のヤマッパー(YAMAPユーザー)の活動日記を拝見し、この山小屋を初めて知りました。
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オススメの理由は・・・
そう、絶品スイーツが食べられるから!!
です。
肝心のメニューはコチラ↓
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昔ほどではないにせよ、いわゆる「甘党」の僕にとっては、なかなか迷わせてくれるメニューですね。
限定メニューもありましたが、カボチャはそれほど好みというわけではないので・・・
あとは「パンケーキ」か「チーズケーキ」の2択です!
金峰山に行く直前に拝見した日記では「パンケーキ」の写真しか見なかったので、どうしようか悩みました。。
どっちを頼もうかしばし迷った後、小屋に入り注文したのは・・・
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熱々サクフワッの生地に、あんバターとホイップクリームそしてメープルシロップを付けて口に頬張る・・・
もう、至福のときでした。
前半のキツい登りと寒さで疲れた身体に、温かいデザートを戴く・・・
今までの登山で「間違いなく最高&最強の糖分補給」となりました!
パンケーキ本体と好きなドリンクのセットで¥1,200でした。
標高2,500mくらいにある山小屋でこんなに美味しいスイーツを食べられるなんて・・・
熱いコーヒーとパンケーキを美味しく頂いた後は、下山開始です!
因みに、小屋の内観はこのような感じでした。
次は、チーズケーキを注文します!
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【さいごに】 晩秋の金峰山登山は魅力が盛りだくさんでした!
あとは瑞牆山荘まで無事に下山するのみ!
「金峯山小屋」でボリューミーかつ絶品のスイーツを美味しくご馳走になった後は、しばらく雪山散策が続きました。
途中の分岐までは、行きと少し違うルートでしたが、ここはトラバース気味の雪道をゆっくりと歩いていきます。
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ここら辺までは引き続きチェンスパが大活躍で、歩きやすかったです♪
「金峯山小屋」を出てからは休憩時間をほとんど取らず、およそ2時間30分ほどで瑞牆山荘まで下りてきましたが、やはり最後の展望スポットで見られる瑞牆山が名残惜しかったです・・・。
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瑞牆山ともお別れをして、登山口に戻った時は13時30分ほどでした。
トータルおよそ7時間30分の山行は充実感あふれるものでした。
・富士見平小屋で朝焼け富士と野鳥の見物
・久しぶりのチェンスパ使用の雪山登山
・富士山絶景の中での岩尾根歩き
・山小屋で食べる絶品スイーツ
皆さんも、是非金峰山で楽しい思い出を作ってみてはいかがでしょうか?
*瑞牆山もオススメですよ!
今回の山行レポートが、皆さんの今後の登山に役立てれば嬉しいです♪
それでは、最後までありがとうございました。
P.S.
下山後に立ち寄った温泉施設「増富の湯」ではご当地スタイルの「信玄ソフト(アイス)クリーム」を戴きました!
*「増富の湯」についての記事👉【お手軽百名山】金峰山は日帰りでも泊まりでも両方楽しめる山です!
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今回は食べてばかりの登山でした笑
-おしまい-