皆さん、こんにちは!
わったせいです。
今回は、秋深まる10月下旬に登頂した「金峰山」の山行についてレポートしていきたいと思います!!
*本記事は2022年10月29日(土)の山行をもとに書いております
日本百名山の1座として人気のお山である「金峰山」の魅力と楽しみ方については、別の記事で詳しくご紹介しておりますので、是非読んでみてください。
【お手軽百名山】金峰山は日帰りでも泊まりでも両方楽しめる山です!
山行記事の続き:【金峰山登頂】岩稜尾根歩きと金峯山小屋スイーツを堪能し下山開始😋
それでは早速、山行レポに移りたいと思います!
【はじめに】瑞牆山荘の駐車場は激混み!? 早めの行動をススメます!!
まずは登山口までのアクセスについて!
今回は、前夜にカーシェアで車を借りて、登山口を目指しました。
今回目指す登山口は、瑞牆山と金峰山へ登る為の一般的な登山口「瑞牆山荘(標高: 1,520m)」です!
このときの時刻は、PM11:30。
一般道でおよそ5時間ほど運転をして、登山口の駐車場へ向かいます!
到着予想時刻は、途中の休憩時間も入れてAM4:30〜5:00ちょうどくらいです。
今回はなぜそんなに早い時間での到着を目指すのか?
それは、前回の登山で家族と「瑞牆山」に行った時のこと・・・
駐車場に到着したのがAM6:00ちょっと過ぎだったのですが・・・
何と!この時には既に駐車場は満車(!)で、やむなく路肩に駐車することに・・・
という苦い経験があったからなのです。。
当時はGWシーズンだったからということもあるのですが、土曜などの休日にはすぐに駐車場が車で溢れてしまうそうです!!流石は人気の百名山。
また、前回の記事でもご紹介した通り、
山小屋やテント泊で来られる方も多いので駐車場に車が埋まりやすい、というのもあるかもしれないですね。
「瑞牆山荘」前の無料駐車場は、土休日であればすぐに埋まってしまいます為、早めの行動をおすすめします!
結局、今回は早めの出発が功を奏し、駐車場に到着したのはAM4:30頃でした。
それでも既に駐車場には30-40%くらい車が停まっておりましたがっ!!
外はまだ暗闇だったので、しばらくの間は綺麗な星空を眺めてボーッとしてました。
この時間が何気に好きですね!あっついコーヒーが手元にあれば最高だったなぁ・・・
星空を一通り眺めたあと、30分ほど車内で仮眠を取ったら段々と空が明るくなってきました。
【ルート概要】大日岩を経由する一般的なルートで金峰山へ!
特に混雑することなく無事に駐車場へ着いたところで一旦、今回のルート概要をご紹介します!
簡単ではありますが、以下、ルート詳細と目安の所要時間となります。
*合計コースタイムは、およそ9時間(休憩時間含まず)
登山スタート
『瑞牆山荘(標高: 1,520m)』
↓ およそ1時間*小屋手前の休憩ポイントからは瑞牆山の見事なシルエットが!
『富士見平小屋』*小屋の名前の通り、小屋からは富士山のてっぺんが見られるビュースポットあり!
↓ およそ1時間5分
『大日小屋(無人小屋)』
↓ およそ35分
『大日岩』
↓ およそ2時間*この区間(森林限界突破)での富士山や南アルプス、八ヶ岳の絶景がおすすめ!
『金峰山山頂(標高: 2,599m)』
登り所要時間:合計およそ4時間40分
下山ルート
『金峰山山頂』
↓ およそ30分
『金峯山小屋』*こちらでひと休憩絶品メニューは必見です!
↓ およそ1時間30分
『大日岩』
↓ およそ1時間30分
『富士見平小屋』*金峰山の登頂記念にバッジ(¥500)を買いましょう!
↓ およそ45分
『瑞牆山荘』ゴール!
下山所要時間:合計およそ4時間15分
実際の行程と日記については、登山者用アプリ「YAMAP」でもご覧頂けます。
日本百名山19座目・金峰山(甲州御岳山) / わたるさんの金峰山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
各行程の「*」が付いているところは、これから記事内でご紹介していきますので、引き続きお楽しみください!
それではいよいよ、山歩きスタートです。
【写真で山歩き①】 瑞牆山荘〜富士見平小屋へ!富士山ビュースポットで朝焼けの富士見
スタート地点の「瑞牆山荘」付近には有料トイレが設置されております。
*料金は1回¥100ですが、中は綺麗です。
トイレは途中の富士見平小屋の前にもありますが、できればスタート前に済ませておきましょう。
瑞牆山荘を出発し、樹林帯へ向かうと直ぐに、それぞれの地点までの時間が書かれた標識が設置されております。
広々とした道なので正規ルートを見失いそうになりますが、踏み鳴らした跡や木に巻かれているピンクのテープを見落とさずに落ち着いて歩いていきましょう!
また、瑞牆山/金峰山とも「日本百名山」として大人気のお山で来場者も多いので、特に道迷いの心配は無いかと思いますが、紙地図か地図アプリは事前に準備しておきましょう。
段々と傾斜はキツくなってきますが、樹林帯を10-15分くらい歩いたところで、少し広い場所(林道とぶつかる地点)へ出ます。
ここで身体が温まってくるので、上着を脱いだり給水したりします。
このあとさらに坂がキツくなってきますが、引き続き進んで歩くこと5-6分ほどで・・・
いきなり百名山がお出迎えしてくれます!!
岩と木々の絶妙コントラストのお山「瑞牆山」が私の目の前に姿を現してくれました。
眠気が吹っ飛ぶほどの迫力と景色です!
写真を撮った場所にはベンチが何台か設置されていて、休憩しながらこの景色を見られるという特典付きですが、まだ登山開始から30分も経過していない時間帯。
今回のコースはピストンの為、下山後にもう一度ゆっくりと眺めることにします!
ここまで来れば、富士見平小屋もあと少しですよ!
瑞牆山の見事な山容をちょっと堪能したところで、再び登って行きます。
道幅は変わらず広いですが、木の根っこに足を引っ掛けないように注意です⚠️
また、気のせいか、さらに傾斜が厳しくなっているような感覚・・・笑
およそ10分くらい坂を登っていくと、第一目標地点の「富士見平小屋」が小さく見えてきます!
場所は少し見落としやすいかもしれませんが、小屋の手前には水場もありますので、この先水分が足りなさそうだと思ったら、補給していきましょう。
小屋に近づくと、テントも何張か見えてきますよ!
テン場から少し登ったところに、小屋が建っております。
看板には何やら色々と書かれておりました。
標識の下(根本)には、こんな注意書きがありましたよ。
小屋でチェーンスパイクのレンタルを¥1,000で対応してくれるそうですが、僕は事前の情報収集で自前でチェーンスパイクを用意しておりました。
10月下旬は関東地方の平野部の昼間はまだまだ暖かい時期ですが、(場所により)標高2,000m以上の山では既に雪が積もっている「冬山・雪山シーズン」なのです!
そしてこちらが「富士見平小屋」になります。
到着時刻はAM6:20、登山開始から約40分でした!
さて、富士見平小屋といえば、その名の通り「富士見」ができるスポットがあるのです。
小屋正面のどこかに「富士山ビュースポット」と書かれた場所があるので、是非探してみてください!
あれ?上の写真にほんの少しだけ写っているかも!?
先を急いでここを通り過ぎてしまう人も多いかと思いますので、富士見平小屋に着いたら是非この絶景を見つけてください!
さらに、こちらの「富士山ビュースポット」では野鳥も近くで見られるかもしれません!
あとで調べてみて分かったことですが、この日の朝に見たこちらの野鳥は・・・
おそらく『ゴジュウカラ』だったのではないか?
小屋の周りに何羽も飛んで来ていたので、こちらの小屋に慣れているような感じでしたね!
ここでは富士山も野鳥もビューできますよ。
それでは引き続き金峰山を目指して歩いてきます!
【写真で山歩き②】 静かな樹林帯歩きと大日小屋を過ぎると・・・
「富士見平小屋」で休憩&富士山を鑑賞したあとは、大日岩を経由して金峰山山頂へ目指します!
冒頭でも紹介した通り、こちらにも有料トイレがあります。
以降は山頂までトイレはありませんので注意⚠️
お手洗いを済ませたら、金峰山方面へ進みます!
再び樹林帯の登りに入っていきます。。
まだ朝早いということもあってか小屋以降は全然人の気配がなくなってきて、静かな山歩きが楽しめそうです♪
また、道幅が少し狭いエリアが出てきたり、段々と大きな石が増えてきたりと、登山道の変化を楽しみながら歩いていきます!
キツい登りと平坦な道を何度か繰り返していくうちに30分ほど経過すると、少し広い場所に出ます。
「鷹見岩」というポイントに出る分岐があるのですが、少し遠回りになりそうだったので今回はスルーしました・・・。
また今度!
引き続き、大日岩目指してレッツゴー!!
分岐から10分ほど歩いたところで、若干視界の開けた場所へ出ます。
下の方を見ると、何やら青い屋根が・・・!
屋根のある方へ登山道を下っていくと・・・
建物の中を覗いてみると・・・
こちらの「大日小屋」は現在、無人の小屋ですが、富士見平小屋で手続きをすれば近くのテン場やこの無人小屋にも(?)宿泊ができるそうです。
*定かなことは分かりませんので、詳細は富士見平小屋の管理者にお問合せくださいね。
「大日小屋」の雰囲気を見れたところで、山登り再開です!
お次のポイント「大日岩」までは30分くらいで着けるそうです。
標識から5分程度歩いていくと、この日初めての鎖場が登場します!
ここら辺ではまだ岩の凍結は見られなかったので、補助的に鎖を使うのみでしたが、下りの時はしっかり鎖を掴まないと大変そうだなぁとイメージしながら登っておりました。
鎖場を難なくクリアしていくと、再び樹林帯歩きが続きますが、10分くらい歩けばまた視界が開けてきます。
この辺で初めてアルプスの山々の光景を目にしました!
ここで2回目の鎖場が登場!
樹林帯歩きと岩場登りの繰り返しといった感じで、しかも景観あり。
目まぐるしい景色の変化が楽しくなってきます!
2回目の鎖場は少々長い登りでしたが、なんとかクリアすると・・・
「大日岩」の標識がっ!
とにかくどデカい岩なんだろうな!
ということが分かったところで、大日岩も無事に通過。
このときの時刻はAM7:40、登山開始からおよそ2時間経過しておりました。
標準のコースタイムと比較して少し早いペースでしたが、ようやくここで半分といった感じでしょうか?
瑞牆山より距離も標高もあるので、やはり少しタフなコースですね!
登山初心者には「大弛峠」からのピストンコースがおすすめかもしれません…。
今回のコースと比較して距離は3分の2(約8km)、往復コースタイムは半分(約4時間30分)なので、お手軽百名山を希望であれば「大弛峠」スタートをおすすめします!
関連記事:【お手軽百名山】金峰山は日帰りでも泊まりでも両方楽しめる山です!
逆に体力に自信のある方は是非、今回のルートに挑戦してみてください!
さて、大日岩を過ぎようやく山頂まで半分くらいのところまで来ましたが、再び樹林帯歩きに入ります。
そしてこれから、積雪量が今まで以上に多くなってきます。
さらに樹林帯を歩くこと30分、ついに登山道のほぼ全体が白い雪で覆われていくように。。。
この時の標高はおそらく2,400mくらいでした。
既に2,000m超えている樹林帯では登山道がやや凍結気味であった為、ここで用意していたとっておきの武器を使うことに!
そう・・・
チェンスパ(チェーンスパイク)です!!
やっぱりチェンスパを装着すると安定感が増します!
傾斜もキツくなってきていたなか、しっかり足場が固定されて登りやすいです♪
大日岩を通過して40分ほど歩いてきたところで・・・
ようやく長かった樹林帯から抜け出しそうな予感が!
そう、この先からは森林限界を突破して、見事な絶景が我々を待ってくれていたのです!
続きは近日中に公開します!
お楽しみに。
続きはコチラ👉【金峰山登頂】岩稜尾根歩きと金峯山小屋スイーツを堪能し下山開始😋