皆さん、こんにちは!
わったせいです。
今回は、日本百名山の「筑波山」についてご紹介したいと思います。
「筑波山」は、僕にとって記念すべき日本百名山1座目となりました!

筑波山といえば、「百名山の中で一番標高が低い山」として知られておりますが、標高が低くても、山頂からの景色は抜群です!
見渡す限り広がっている関東平野を望めますし、天気が良ければ富士山も見えるのです!茨城県から富士山が見られるなんて、筑波山を登るまで僕は知らなかったので正直驚きでした!

しかも、山頂まではケーブルカーやロープウェイでも行けるので、登山初心者でも手軽に行けます。
さらに、ナイトハイクでもおすすめのスポットで、筑波山頂から見れる夜景は必見とのこと!また訪れる機会があれば、今度はナイトハイクして綺麗な夜景を見てみたいです!
それでは、早速行きましょう!!
【はじめに】 筑波山の登山口までのアクセス-2パターン-
まず、筑波山に登るには登山口が2つありますので、そこまでのアクセスをご紹介します!
登山口のひとつ目は「筑波山神社」です。
この日はカーシェアで行きましたが、電車とバスでも行ける登山口となります!

「筑波山神社」登山口までのアクセスについては、別記事『【日帰り】電車やバス利用で、2-3時間でアクセス可能な百名山3選』でも紹介しておりますので、ぜひご覧ください!
筑波山神社の登山口からはケーブルカーを使って、山頂駅まで行くことが出来ます!
もう一つの登山口は「つつじヶ丘」です!
こちらもバスでのアクセスが可能です。
アクセス方法としては、まずはつくばエクスプレスで「つくば駅」で下車します。そこから徒歩5分のところにある「つくばセンター」バス停から「つつじヶ丘」行きのバスに乗車し終点で降りれば到着です!

この「つつじヶ丘」登山口からはロープウェイが出ており、こちらからも楽に山頂まで到着できます!
また、筑波山神社の荘厳な雰囲気とは違って、テーマパーク感のある場所ですので、つつじヶ丘の方が人の賑わいがすごいです!

【ルート紹介】
筑波山は標高877mで「男体山(871m)」「女体山(877m)」の2つのピークを持つ双耳峰です。
冒頭でもありました通り、日本百名山の中では一番標高が低く、山頂まではケーブルカーやロープウェイでも行けます。非常にハードルが低く、気軽に行ける百名山の1つです。
しかし、今回は数あるルートの中から、一番険しいとされる「御幸ヶ原コース」を歩いて「筑波山神社」からケーブルカー山頂駅(御幸ヶ原)まで登るルートを採りました。
そこから、「男体山」・「女体山」の順で2つのピークを踏破した後は、「おたつ石コース」を通ってロープウェイ駅のある「つつじヶ丘」まで下山し、最後は「迎場コース」で筑波山神社に戻る、という行程で回りました。
筑波山神社の手前には、筑波山ハイキングのコース看板が設置されておりますので、スタート地点を筑波山神社にする場合は、直前にチェックしておきましょう!

ご親切に、全コースについて登りと下りそれぞれの所要時間も書いてあります。
こちらのコース看板によると、今回の全行程では約4時間40分かかるみたいです(休憩は含みません)。
細かく分けると下の通りです。
・筑波山神社〜御幸ヶ原(ケーブルカーの山頂駅) : 110分 ※登りが意外とキツいです
・御幸ヶ原〜男体山(871m)の往復 : 30分 ※あまり人はいませんが、富士山が見られます
・御幸ヶ原〜女体山(877m) : 20分 ※山頂からは圧巻の景色が見られます
・女体山頂〜つつじヶ丘(ロープウェイ駅) : 70分 ※「おたつ石コース」では奇岩が見られます
・つつじヶ丘〜筑波山神社 : 50分 ※樹林帯をゆっくりと下っていきます
実際のルートについては、YAMAPでも見られますので、お気軽にDOMOを押して頂けると嬉しいです!
また、YAMAPアカウントのフォローも是非お願いします!!
日本百名山1座目・筑波山(男体山、女体山) / わたるさんの筑波山(男体山)・筑波山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
それでは、一緒に写真で山歩きをしていきましょう!
【写真で山歩き①】 御幸ヶ原コースで山頂へ!
3月6日、日曜日。この日は、早朝から車を運転して登山口まで行きました。
事前情報では、「山頂近くには残雪や凍結箇所あるも、チェーンスパイクやアイゼンは要りませんでした」ということでしたので、とりあえず装備は登山靴だけで行ってきました。
筑波山神社近くの駐車場に到着したのは、朝8:00近くでした。チラホラ車は停まっておりましたが、まだ空きはじゅうぶんにありました。

停めた駐車場は「筑波山市営第一有料駐車場」で、料金は¥500/回でした。第四くらいまであったかと思います。
駐車場で登山靴に履き替えてから、まずは緩やかな坂を10分くらいかけて登ると、筑波山神社まで到着します。ここで、YAMAPでタイム計測スタート!

神社の境内に入って少し行くと、ケーブルカーの駅が見えてきます。そもそもこの時間(8:30頃)ではまだケーブルカーは走っておりませんし、最初から自らの足で登ると誓ったので、駅は華麗にスルーしました笑

ケーブルカー駅の手前には「登山道入口→」という標識がありますので、右手側に進んでいくと、突然、樹林帯の登山道が出現します。

山頂駅(御幸ヶ原)までは、終始、足元がゴロゴロ岩や太い木の根が敷かれ、なかなか登りごたえのある道でした。普段から運動する方にとっては、ちょうど良い辛さかと思います。
少しでも気を抜いていると、足が木の根っこに引っかかったりするので、注意してゆっくりと登りましょう!

また、上の写真では分かりづらいと思いますが、意外と急登が続きますので、舐めてかかると痛い目を見てしまいます。。
また、このコースはケーブルカーと並行して歩いていく箇所もあるので、ケーブルカーに抜かされるという精神的なダメージも受けてしまいます笑

この時は幸い、朝早くで営業開始前でしたので、ケーブルカーのことは気にせずにマイペースに登ることができました!
黙々と登山道を歩いていくうちに、少し体が温まってきました。そこに、「男女川」の案内板と水場があったので、少し休憩を取りました。

筑波山に降り注ぐ雨や雪溶け水が、「男女川」の水源となって大地に流れるということですね!
この御幸ヶ原コースでは、このほかにも休憩できるスペースやベンチがいくつかありますので、こまめに休憩を取りながら無理せず自分のペースで進んでいきましょう!
樹林帯をゴツゴツ岩や木の根が張り巡らされているなか歩いてきましたが、ここでようやく整備された階段が出現します!

ここまで来れば、山頂駅のある御幸ヶ原まではあと少しです!
約10分くらい歩いていくと、樹林帯が開けてきて景色が変わってきます!

山頂まであと少しだ!というところで一瞬ひんやりとした感じがしたので、ふと脇を見るとなんと雪がまだ残っておりました!!

筑波山神社から御幸ヶ原までの標準時間は110分(約2時間)ですが、なんと半分の1時間で到着してしまいました!
ここからは、登頂した御幸ヶ原の写真を続けて何枚かお見せします!どうぞ。





以上、御幸ヶ原とそこからの景色をお贈りました!
こちらはちょうど2つのピークの中間地点(標高800mくらい)のような場所で、広場となっておりました。ここから男体山と女体山がそれぞれ反対方向に伸びているようなイメージで、この2つのピークへは自力で登って目指していきます。
広場にはお土産屋さんや食事処があるのですが、まだ開店前でしたので、サクッとそれぞれの山頂へ目指しました!
【写真で山歩き②】 男体山と女体山、2つのピークへ!
さてお次はメインの山頂を目指して出発!
まずは「男体山」から攻めていきます!

上に行くほど雪が多く残っており、また、滑りやすい岩場を登っていくので注意が必要です。
御幸ヶ原から約10分程度登れば、男体山山頂に到着です!

ここからの眺望は下の写真のような様子でした。木や手すりなどが邪魔ではありますが、平野を見渡せる良い景色です。
あと、現地では気づかず、写真を見返して思ったのですが、写真中央奥の霞んで見える三角錐はもしかして、、、富士山?


後日、天気が良ければ筑波山からも富士山が見られるということを知ったので、俄然「もしかしたら、、?」と思うようになりました笑
つづいては、女体山頂目指していきます!まずは御幸ヶ原に一旦戻ります。

女体山頂までの道のりは、時間と距離的には男体山へ行くのとあまり変わらないのですが、人の多さと道の凍結度合いが違いました。
女体山の方が高いのと眺望が良いからなのか、多くの人とすれ違ったりしました。

こちらも歩いて10分程度で山頂へ到着しました。
山頂は広くありませんし、岩場でゴツゴツしており、足場が安定していない箇所がほとんどです。また、途中、山頂に人が押し寄せてきたので、あまり長居はできませんでしたが、素晴らしい眺望をカメラに収めることができました!






筑波山2つのピークを楽しんだ後は、つつじヶ丘までの「おたつ石コース」を歩いていきます。ここからは奇岩を数多く見ることができて、歩いていて飽きないコースです!
【写真で山歩き③】おたつ石コースで奇岩を見ながら下山!
女体山頂からはもう下る一方ですので、キツい登りはもうありませんが、山頂付近は段差が結構ある岩場を下りていくので、慎重にゆっくりと下りましょう。
さらに、凍結している岩もいくつかありましたが、焦らずしっかりと足をつけて下りれば問題ありません!
「おたつ石コース」でつつじヶ丘を目指していきましょう!

山頂付近の厄介な岩場をクリアすれば、段々と岩も小さくなっていき、筑波山神社から御幸ヶ原の登りの時のような樹林帯に入っていきます。
そこからは続々と「奇岩」が出てきますので、その一部を写真で見ていきましょう。
①出船入船(でふねいりふね)
山頂手前の大きな岩場を過ぎて、樹林帯へと景色が変わる途中に出てくるのが「出船入船」という奇岩です。
岩の形が港から出ていく船と入ってくる船がすれ違っているように見えるから、このような名前が付けられたそうですが、横から見た図もあれば分かりやすかったかもしれませんね。。
横から見た写真がネット上でも見つからなかったので、イメージしにくいですが、どちらが出る船なんでしょうかね?笑
それにしても上に乗っかっている?岩は崩れたりしないのでしょうか。すごいバランスです。

②母の胎内潜り
樹林帯に入っていくと、写真では全容が撮れなくて伝わりにくいかもしれませんが、「子どもでも通れるか?」というくらいのものすごく低い岩道があり、そこは「母の胎内潜り」と呼ばれております。
もちろん、大人でもじゅうぶん通れる周り道があるので、スルーできますが、通れるか一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?笑

③弁慶七戻り(べんけいななもどり)
樹林帯をさらに進んでいくと、さらに面白い岩が出てきます!
まずはこちらをご覧ください!

「出船入船」を超えるバランス感覚ですよね!!笑
というか、通る時に上の岩が落ちてるんじゃないかと怖くなります。。
これが、かの有名な弁慶も通るのに7回も引き返したという「弁慶七戻り」です。
なんと、先の大地震(3.11東日本大震災)でも崩れなかったということなので、やはりすごいバランス感覚ですね!
この奇岩は有名でよく知られるスポットで、思わず立ち止まって写真を撮りたくなりますよね!
もはやアート作品のよう!笑

アップでも撮ってみました。

弁慶七戻りですが、母の胎内潜りのように迂回できる道がないので、写真を撮る時は他の登山客の邪魔にならないように気を付けましょう!
この時は、上の岩を下から見上げた写真を撮ろうと、通路の真ん中で立ち止まって写真を撮っている人がいましたが、周りに人がいると邪魔になってしまいますので、周りをよく見て写真撮影をしましょうね!笑 岩の迫力を写真に収めたい気持ちは分かりますが。。
保証はできませんが、間違っても通行中に岩が落ちてくることは無いと思いますので、何度も引き返しても良いですが、怖がらずにササっと通ってしまいましょう!
奇岩を楽しんで樹林帯を抜けると、賑やかな景色が見えてきます。つつじヶ丘ももうすぐ近くです!

階段をゆっくりと下りていって、ようやくつつじヶ丘に到着!
標準タイム70分のところ、50分くらいで到着できました!
途中出てきた奇岩をゆっくり見る時間込みでしたので、もうちょっと見学してもよかったかなぁと思います。
さてここまで来れば、あとはつつじヶ丘から筑波山神社までの樹林帯を歩くのみです!

つつじヶ丘のガマガエルがなんか可愛いですね。親子仲睦まじい様子です笑

最後のコース「迎場コース」は、これといった景観はありませんが、ひと気のない樹林帯を気持ちよく歩けますので、これはこれで好きなルートでした!
また、写真では残さなかったのですが、途中にたくさんの和歌の歌碑が建てられておりますので、ここでお気に入りの一首を探したりオリジナルの歌を詠むのも風流で良いと思います!
筑波山は日本の山の中でも特に歴史が古く、万葉集の和歌にも出てきますので、ぜひ歌碑を探してみてください!
さらに、つくば市元市長?や最近の歌人の短歌も歌碑として残っておりますので、注目してみてください!
こうして静かな樹林帯を歩いていくこと約30分、スタート地点の筑波山神社に到着しました!
この日の合計タイムは3時間23分でした!(標準コースタイムは4時間40分)

【さいごに】筑波山はテーマパークと歴史館のハイブリッド!
いかがでしたでしょうか?
標準コースタイムよりだいぶ早く山行を終わらせてしまいましたので、もうちょっと山頂や奇岩エリアで長居しても良かったかなぁと思います。
それでもお昼近くになると、人が多く集まりますので、やはり人気な山なんだなぁと感じました。
また、この時期は少し遅いかもしれませんが、梅が見頃で、花見客も多かったように思います。

今回訪れた筑波山は「つつじヶ丘」のような、ツーリング客も集まるテーマパーク的な要素と、「筑波山神社」、「おたつ石コース」や「迎場コース」に出てくる奇岩や数々の和歌歌碑に代表される歴史資料館的な要素と、たくさんの顔を持って多くの人を魅了している、そんな山でした。
まさに「テーマパークと歴史館のハイブリッド」と呼ぶにふさわしい山でした!(僕が勝手に名付けました)
皆さんもぜひ一度、筑波山へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
皆さんの山旅の参考となれば幸いです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント