みなさん、こんにちは!
今回は・・・
前回の記事『【冬の低山】海と富士山を望める鎌倉アルプスは12月でも紅葉が!?』の続きとして、
「明月院」
「建長寺」
といった歴史施設をメインにご紹介していきます!
・ミステリーハンター気分で歴史探訪をしながらハイキングできる場所はないの??
・ガッツリ登山というよりも、ゆる登山(ハイキング)をしたい!!
・登山中、同じ景色/同じ景観は飽きてしまう・・・
そんな方に是非おすすめしたいのが、今回ご紹介する「お寺」と「山」を散策できる、一度で2度お得な「鎌倉アルプス」です!
都内や関東在住の方であれば、アクセスの良さも魅力です。
本記事をご覧頂き「次の週末はいざ鎌倉!」というお気持ちになってもらえると嬉しいです!
それでは、よろしくお願いします。
*今回ご紹介する内容は2022年12月24日(土)時点の情報です
【写真で山歩き③】 明月院は紫陽花や紅葉の名所!「悟りの窓」は必見です。
今回、ご紹介する寺院の1つめは「明月院」です。
「鎌倉アルプス」1座めの「六国見山」を下りた後に訪れた場所であり、ちょうど開門時間(AM9:00)の直前に到着しました。
明月院は、鎌倉時代の執権・北条時頼公のお墓があり、また紫陽花(あじさい)の名所でもあるようです。
開門時間ピッタリに中へ潜入しました!
拝観料は¥500となります。
この日は僕が第一観光客でした!
境内にはお手洗いや休憩用ベンチ、茶屋(開門時は閉店中でした)もありますので、ゆっくり見て回ることができます♪
さっそく境内手前には、執権・北条時頼公のお墓がひっそりと佇んでおります。
お墓の横には、北条時頼公の人物像について書かれておりました。
僕は世界史専攻で、あまり知らなかったのですが、良い勉強になりました!
外国人の観光客も多いのか、英語の説明文もありました。
大河ドラマ効果もあるのでしょうか?
お墓を見た後に境内の奥へ入っていくと、本堂らしき建物と庭園に着きました。
あまり広くない庭園でしたが、シンプルできれいでした♪
庭園の逆には、明月院のメイン「悟りの窓」が!
まるで、美術館の絵画を見ているような、というより、
自分も絵画の一部に入り込んだかのような神秘的な景色でした。
「悟りの窓」をじっくりと見物した後は、本堂らしき建物の左手にも何やら見どころがありそうな感じでしたので、進んでみます。
本堂から左にも、このような立派な建造物がありました。
さらにその背後には、想像していなかった景色が!
鎌倉時代は、歴史上「中世」に分類されるのですが、この当時日本では「やぐら(羅漢洞)」と呼ばれる洞窟墳墓(お墓)が造られていたようです。
当時の土木技術で、岩の壁面を切り開き、彫刻を施した墳墓は大変貴重だそうです!
それが、コチラ↓
コチラが最大規模の墳墓になるのですが、
さらに左側の壁面には、
鎌倉アルプスエリアを散策していると、明月院の境内以外でも、
石の壁面を削り取ってできたお墓のようなものがたくさん見られました!
【明月院境内以外の場所で見られた洞窟墳墓らしきもの】
地質や昔の建造物に興味のある方は必見ですよ〜。
鎌倉の今まで知らなかった顔を見ることができたところで、次なる目的地、
「建長寺」
を目指します。
【写真で山歩き④】建長寺は坐禅(ZEN)の聖地!立派な門と庭園は必見です。
明月院をゆっくりと見学したあとは、歩いておよそ20分くらいの場所にある「建長寺」へ向かいます!
ここは、日本人であれば知らない人はあまりいない「禅宗」(つまり坐禅ですね)のお寺で、
これは五代目執権・北条時頼により創建されたものであるとされております。
*先ほどご紹介した「明月院」で眠っている人物ですね!
この門(総門)を写真で見たことのある方は多いかと思います。
他にも「豪華絢爛」「質実剛健」といった言葉が合いそうな「門」が多数目の前に構えていて、見る者・訪れる者を魅了してくれます。
僕個人的には、コチラ↓の豪華絢爛な門が一番印象的でした♪
というのは、コチラの建長寺には少年時代に一度、家族旅行で足を運んでおりますが、このような煌びやかな門があったか、まるで記憶が無かったからです。
また、総門は歴史の教科書等の写真で見るよりも迫力があり、まず第一に目に入ってくるので、印象的なのですが、
コチラ↓の門も、かなりの迫力がありましたよ〜。
境内の手前には、2-3つの大きな門がまず構えていて、その奥にある方丈・庭園も見学することができます。
*建長寺の拝観料は¥500です。
中へ入ると、さすがは禅宗のお寺!
と言いたくなるような坐禅用スペースがありましたよ〜
坐禅用の広間から反対方向には、庭園と煌びやかな門を望めました。
この時は他の観光客が少なかったのもあり、物静かで非常に落ち着いた雰囲気で心地よかったのを覚えております♪
順路を進むと、裏側にある広々とした庭園を目の前に見ることができます。
通路脇にはベンチもありますので、しばらく座りながら庭園をじっくりと観察するのも良いですよ〜
建長寺の迫力満点の「門」と、静寂な大広間のある「方丈」と、自然の営みを感じられる「庭園」。
ここまでご紹介したのは、一般の観光客が訪れる建長寺の、いわば「表」の顔。
次項では、建長寺のもう1つの「魅力」である「裏」の顔をご紹介します。
【写真で山歩き⑤】 お寺の境内にハイキングコース!?展望台は一見の価値有
建長寺のもう1つの顔。
それは、何と今回散策した「鎌倉アルプス」の登山道の一部であること!
つまり、ここ「建長寺」の境内がハイキングコースの一部になっており、
境内のどこかからは登山道が続いている
ということなのです。
お寺や神社の境内に山や登山道があるケースは、日光の「男体山」も同じですね!
【日帰り百名山】アクセス良好な日光男体山で紅葉登山を満喫しました
先ほどご紹介した「方丈」と「庭園」の入り口正面から見て左へ進むと、奥まで道が続いているのです。
方丈と庭園を過ぎる形で道なりにしばらく進んでいくと、鳥居とその手前に狛犬が待ち構えている場所に出ます。
建長寺のメインスポットからはだいぶひと気が無くなりますが、正面突破していきましょう。
この奥には何本も鳥居が続いています。少し傾斜がキツいですが途中、石段も登っていきます。
この石段の先には・・・
石段を登り切ると、ご褒美の紅葉が見られます!
12月下旬というのに、鎌倉ではまだ紅葉が残っておりました。
まだまだ登りの石段が続きますが、綺麗な紅葉を見ながらであれば疲れも少しは和らぎますね笑
鎌倉ブルーの空と、日に照らされて紅く光る葉が素敵でした♪
真っ赤な紅葉を見ながら、石段を登っていくと、その先は展望台(相模湾見晴台)となっております。
休憩用のベンチもありますので、ゆっくりと休むことができます。
展望台からの景色はこんな感じです↓
見晴台の右手側には何と、富士山の姿が!
この日はくっきりと見えましたよ!!
思わず、アップの写真も撮りました〜
ちょうど木の枝も避けてくれていて、よく見えますね!
コチラの展望台からの景色も良いのですが、さらに高い場所へ続く道があります。
もちろん、ハイキングコースの続きですので、引き続き登っていきます!
ここで注意。
コチラの展望台(相模湾見晴台)も「建長寺の境内」ですので、拝観料を支払った後に手渡される半券を無くさずに!
逆方向(山方面)から下りてきた人が建長寺に入るケースもあるので、展望台にも受付があります。
チケットの有無を確認される場合もありますので、すぐに取り出せるようにしておきましょう!
さあ、石段を登ります。
程なくして、さらに上の展望台(勝上嶽展望台)の中腹に差しかかりますが、
ここからの景色も十分良いです!
さらに石段が続きますので、頂上目指してゆっくりと登っていきます。
心なしかさっきより段差が大きくなっている気がする・・・
標識通りおよそ5分くらいで、展望台に到着です!
言うまでもなく、絶景でした。
普段、登山やハイキングをされない方も是非お時間があれば、境内の少し奥まで進んでみてください!
ほんの少し頑張れば、こんな絶景が見られますので!
【さいごに】 建長寺より先のハイキングコースも見どころがいっぱい!
いかがでしたでしょうか?
今回は、鎌倉にある2つの寺院と、絶景を楽しめるハイキングにおすすめな場所をご紹介しました。
「明月院」と「建長寺」は徒歩圏内(およそ20分)で行くことができますし、周辺には低い山がたくさんあり、さらに建長寺は境内がハイキングコースの一部となっておりますので、
自分だけの鎌倉アルプスコースを色々と試してみるのも、面白いかもしれませんね!
さいごに、建長寺より先の山歩きについて、少しだけご紹介していきたいと思います。
明月院でもご紹介した「洞窟墳墓」らしきものも、たくさんありましたが、奇岩もいくつか見られました。
【鷲峰山あたりにある奇岩】
また、その先の「大平山(標高159m)」では横浜や相模湾の眺望と、変わった地形も見られます。
【大平山の山頂標識】
【大平山から望む横浜市街や相模湾の景色】
【大平山の山頂広場で見られる変わった地形】
大平山は、今回の鎌倉アルプスでの山行で唯一(?)拓けた山頂だったので、お昼休憩にはちょうど良い場所ですが、
トビが食べ物を狙っておりますので、要注意です!
今回の鎌倉アルプスハイキング終盤では、大平山の尾根途中にある「横浜市内最高地点」も踏破できました!
確か「天園(標高159m)」付近であったかと思います。
ここでも、富士山が綺麗に望めました!
以上です。
皆さんも是非、ハイキングと観光も兼ねて「鎌倉アルプス」を歩いてみてはいかがでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました!