皆さん、こんにちは!
日本には「〇〇アルプス」と呼ばれるものが数多く存在しますが、今回はその中で、
「鎌倉アルプス」
についてご紹介していきたいと思います!
・あまり体力を使わなくても絶景が見られる場所に行きたい!
・歴史に興味があるので史跡巡りや聖地巡りしたい!
・12月ってまだ紅葉見られるの!?
そんなリクエストや疑問をお持ちの方に、是非お読み頂きたい内容となっております。
きっと、鎌倉エリアの魅力を再発見できるでしょう!
それでは宜しくお願いします。
*今回ご紹介する山行は2022年12月24日時点のものです
【はじめに】鎌倉アルプスの主要な山とコースは?
まず、今回の「鎌倉アルプス」で踏破した山の数は、全部で6座になります。
いずれの山も、標高は200mに満たない高さではありますが、それぞれ特徴を持った山で眺望も良かったです。

具体的なコースと標準タイムは以下の通りです。
START
JR大船駅
↓ およそ1時間 *途中の「高野の切通し」の迫力は必見!
①六国見山(標高: 147m) *展望台からは富士山が見えます
↓ およそ25分
明月院 *鎌倉時代の史跡巡りにオススメ!
↓ およそ30分
建長寺 *鎌倉時代の史跡巡りにオススメ!
↓ およそ20分 *境内には紅葉が!
②勝上山(標高: 147m) *建長寺の境内にあるお山です
↓ およそ20分
③鷲峰山(標高: 127m)
↓ およそ25分
④大平山(標高: 159m) *山頂は広いですが、トビに注意!
↓ およそ10分
⑤天園(標高: 159m) *名付け親は”ある”偉人!
↓ およそ25分
⑥胡桃山(標高: 106m)
↓ およそ1時間10分 *今回立ち寄りませんでしたが、途中「鶴岡八幡宮」あり
JR鎌倉駅
GOAL
<参考>YAMAPの活動日記(2022年12月24日)
鎌倉アルプス🍁 / わたるさんの大平山(神奈川県)・六国見山・胡桃山(神奈川県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
コースタイム合計4時間30分~5時間くらいの山行ですが、
途中にあるお寺や神社などのパワースポットに立ち寄って、ゆっくり見学もできる
「お楽しみタイム付き」のお得感満載の登山となります。
それでは早速スタート地点の「大船駅」から出発です!
【写真で山歩き①】住宅街に突然、登山道!?そして切通しの迫力に圧倒
まずはスタート地点の「JR大船駅」に降り立ち、
東口へ出て行きます。

YAMAPの地図を確認しながら、まずは少し南へ進み、左折して東方向(三菱電機や鎌倉女子大学方面)へしばらく歩いていくと、
住宅地の中に・・・

登山道を発見!
ここまでは普通の住宅街をずっと歩いてきたのに、突然、目の前に登山口が現れたのには正直ビックリしました。

特に案内標識などがあるわけではないので、道が合っているか少し不安でしたが、
YAMAPの地図でルート外れでないことが確認できたので、このまま進んでいきます!
登山道を歩き始めてから、わずか数分のことでした。

コチラが「高野の切通し」です!
「切通し」とは、鎌倉時代に山や丘を切り開いて人馬が通行できるようにした道路のことを指します。
三方を山、一方(南側)は海に囲まれている鎌倉の地形はまさに「自然の要塞」。

交通の便を改善したり、物流網を確保する為でしょうか?
いくつかのエリアにはこういった切通しによって人や馬が通れるようになっており、その痕跡を千年近く経った今でも垣間見ることができます♪

コチラの「切通し」は100mもないような短いものでしたが、
今よりも土木技術がない時代で、どのように、そしてどれくらいの期間をかけて切り開いたのか?
思わず気になってしまいました!
荒く削られた切通しの迫力に見せられたら、再び住宅地の方へ戻って行きます。

フェンスの奥は学校のグラウンドがあって、高校生?たちが部活の朝練をしておりました。
つい先ほどまでは「切通し」の中にいて鎌倉時代へタイムスリップしたかのような気分でしたが、
ほんのちょっと先へ進むだけで家があり学校があり・・・と、現代の日常へ再び戻る、
ちょっと変わった体験ができました。

階段を登り終えると、カーブの坂道に出ますので道なりに坂を登って行きます。
道路脇には12月も終わりだというのに、真っ赤な紅葉が見られました♪

12月の真冬に紅葉を見る、というこれも切通しに続いて「非日常体験」を楽しめました!
この調子で「六国見山」(標高147m)へ目指します。
【写真で山歩き②】 「六国見山」登頂。超低山でも展望台からは富士山がっ!
鎌倉アルプスのエリアは登山道と登山道の間に住宅地があり、住宅地と山の境界線が分からないほど緊密で、
一般宅のすぐ横に細い登山道が突然現れるので、いつもと違った山行を楽しめます!

「六国見山」までのルートも、駅→住宅街→登山道(切通し)→住宅地→登山道、といったように変化が多く、独特なエリアだと感じました!
再び登山道に入って行きます。
ここからは道幅が狭いので、すれ違い時は要注意ですね。

コチラ↓は、住宅のすぐ横を通る道になっており、早朝の時間帯でもあったので、
できるだけ音を立てないよう静かに歩きました。

緩やかなアップダウンを繰り返しながら、狭い山道をしばらく進んでいきます。
ようやくいつもの登山っぽい樹林帯の風景となりました。

登山道に入り、およそ10分ほど歩いて行けば、
第一のポイント「六国見山」に登頂です♪
*大船駅を出発して、およそ40分経過
標高は147mとかなり低いのですが、眺望は思ったより良かったです。

展望デッキからは海だけではありませんでした。
ふと右斜め前側に目をやると・・・

木の枝をなんとかしたい気持ちになりましたが、
冬でなければ、葉っぱも生い茂っていて、富士山のてっぺんすら見づらかったかと思います!
期待以上の眺望を楽しんだ後は一度下り、再び住宅街の方へ出ます。

「六国見山」から緩やかに標高を落としていくと、
コチラにも紅葉が見られました!

真っ赤な紅葉もいくつか見られましたよ!

お次は第二のピーク「勝上山」(標高147m)を目指して行きます!
後編へ続く・・・
【おまけ】鎌倉の住宅地には変わった岩や洞窟がいっぱい!?
今回ご紹介した「六国見山」を下りて、「明月院」へ行く道中、
変わった地形が見られるポイントに出ましたので、最後に楽しんで頂けると嬉しいです♪
まず、カーブの道の奥にある崖には足跡?みたいな窪みが!

近づいてアップして見てみると・・・

また、カーブ道を曲がった先には紅葉した木々があるのですが、
もう少し進んだところに、何やら怪しい洞窟?っぽい穴を発見!

何やら厳重に柵が張ってあったので、ついに中の様子を見ることができませんでしたが、
色んなところに、こうした変わったスポットがあり、それを見られたのは面白かったです♪

「鎌倉」と聞いたら、鶴岡八幡宮などをはじめとした神社や寺院と海を思い浮かべますが、
今回は「自然の要塞」ならではのユニークな人工物や風景を見ることができました。
「今まで知らなかった鎌倉の魅力」を、後編でもたっぷりとご紹介して行きますので、どうぞお楽しみに!
次回は・・・
明月院
と、その先を探検しましょう。

「鎌倉アルプス」レポート記事の第一弾はこれにて終了です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました