こんにちは!
わったせいです。
突然ですが、ここでクイズです!
「世界で1番登山客数が多い山」はどこでしょうか?
正解は・・・
日本の「高尾山」です!
最近まで知らなかったのですが、東京都にあるこの山は、
ミシュランガイドで三つ星の観光地として認定されており、年間の登山客数は約300万人だそうです!
標高は599mと、低山ですが、子供から大人まで誰でも登りやすいちょうど良い高さであること、
また、四季折々の絶景も楽しめて、頂上にはビアガーデンや美味しい料理屋もたくさんあることが人気の理由なのかもしれませんね!
関連:【人生初】夜景とムササビ目当てに、高尾山でナイトハイクしました!
また、今回初めて高尾エリアに出没して感じたことは「トレイルランニング(登山道を走るスポーツ)」をやっている方が多い、ということです。
都心からのアクセスも悪くないですし、都内に居ながら自然と戯れつつ良いトレーニングもできる山、高尾山はそういう魅力も持っている山なんだな、と感じる山行となりました。
ということで、今回は高尾山とその周辺の山を縦走したコースをご紹介します!
*2022年3月26日(土)時点の情報です
【はじめに】高尾山エリアの縦走ルート
高尾山周辺には数多くの登山ルートがありますが、今回は藤野駅から「陣馬山(じんばさん)」という標高854mの山を目指し、そこから幾つかの山々を経由して「高尾山」まで行くコースを採りました。
標準コースタイムは合計7時間30分で、実際の大まかな行程は以下の通りです。
①藤野駅〜陣馬山:約3時間 → ②陣馬山〜景信山:約2時間30分 → ③景信山〜小仏城山:約1時間 → ④小仏城山〜高尾山:約1時間
山行の詳細は、YAMAPにてご覧頂けますので、DOMOを押して頂けると励みになります!
高尾エリア縦走(陣馬山〜高尾山) / わたるさんの南郷山(東京都)・高尾山・堂所山(東京都)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
それぞれの山自体の標高は1,000mもないのですが、途中アップダウンもあり、累積獲得標高(上り)は1,350mとなります。
また、高尾山からリフトで下りるにしても、総距離が20km程度と、長い距離を歩きますので、きちんとした装備や行動食・水の準備が必要となります。
登山においての必要な準備については、下の記事を参考にしてみて下さい。
【初級者用】登山を始める前に最低限用意しておきたい3つのモノは?
【登山口】藤野駅までのアクセスは?
まず最初の山、陣馬山の登山口はいくつかあるのですが、電車でのアクセスであれば「藤野駅」が便利でしょう。
藤野駅はJR中央本線の駅で、東京駅からであれば、中央線途中の「立川駅」「八王子駅」や「高尾駅」で乗り換え1回のみで済みます。
また、所要時間は、快速に乗車すれば1時間30分程度、そうでなくても2時間はかからないので、比較的都内からのアクセスは良好です。
電車を降り、駅改札を出ると、朝早くからでも登山客がチラホラと。
土曜の朝8時近くの駅前の様子です。

こちらの「藤野駅」は、陣馬山登山のみならず周辺の他の山へアプローチする時も使われるので、人が多いです。
余談ですが、「花の百名山」として数えられている「生藤山(しょうとうさん)」への登山も、こちらの駅がスタート地点となりますね。
「花の百名山」大楠山:【三浦半島の山】早春の低山には、衣笠山と大楠山でお花見に行こう!
駅から陣馬山登山口までは徒歩30分程度掛かりますが、陣馬山登山口行きのバスも出ております。
バスでのアクセスは、「神奈川中央交通」社のバスで「和田」行のバスに乗車、4番目の停車場「陣馬登山口」で下車すると到着です。
運賃は¥180(ICカードで¥178)、所要時間は約5分です。
1つ注意点としましては、駅周辺にはコンビニがありませんので、行動食や飲み物の買い物は事前に済ませておきましょう!
なお、コンビニで手軽に買えて、登山の行動食としても効果を発揮する食料については、別の記事で紹介しておりますので、ご参考にして頂けたら嬉しいです。
【コスパ◎】コンビニで500円以下で買えるおすすめ登山行動食5選
それでは、まずは陣馬登山口を目指しましょう!
【写真で山歩き①】
今回の山行では登山口までのバスは利用せず、徒歩で目指しました。
民家のある舗装路をしばらく歩くと、いきなり急な坂が出てきます。。
そこを登るといよいよ、陣馬山までの登山口に到着です。

陣馬山までの道は整備されていて、危険箇所や道迷いの心配も特にありませんでした。
早春の低山は静かでお気に入りなのですが、中でも樹林帯の緩やかで平坦な道は大好きです。

陣馬山までは、というよりも高尾エリアは低山の集合体ということもあり、ほとんどが樹林帯でしたので、途中これといった景色はあまりなく、写真もそれほど撮っておりません。。
登山開始から1時間40分ほどで、最初のピーク「陣馬山」に登頂しました。

山頂の天気はあいにくの曇りでしたが、遠くの山も見渡せて、景勝地の片鱗を見せてくれました。
そして、陣馬山といえば、山頂のオブジェが有名らしいので、お馬さんのオブジェも記念に撮影しました。


陣馬山の山頂には茶屋がありまして、そこで「陣馬そば(¥700)」なるものを頂きました。

この日の山頂は風が吹いていたので、具沢山の美味しいそばで身体が温まりました。
また、藤野町は「ゆず」の産地らしく、陣馬山頂の茶屋には名物「ゆずシャーベット」もありましたが、この日は少し寒かったので、また別の機会ということで今回は泣く泣く見送りました。
初夏などの、もう少し暑い時期にまた来たいと思います!


今回の山行では最高峰が陣馬山なので、後は標高を落としながら他の山を目指していきます!
陣馬山を後にする前に、山頂からの眺望を撮影しました。

この日は残念ながら天候がイマイチでしたが、晴れていれば富士山も見えるみたいなので、次回はリベンジ登山でゆずシャーベットを食べながら富士山を見たいと思います!
【写真で山歩き②】景信山はとある鬼滅キャラの故郷!?
つづいて目指すは、この日3番目に標高の高い山「景信山(かげのぶやま)」です!

実は、このお山はあの人気マンガ「鬼滅の刃」でこれから刀鍛冶の里編?で活躍してくれるキャラ、霞柱の「時透無一郎」の出身という設定なんだとか!
実際に山頂を踏むと、近くにはこんなものがありましたよ!鬼滅ファンにとっては、聖地巡礼として注目ですね!

景信山の山頂はあまり広くは無いですが、少し離れたところには、茶屋と多くのテーブル席が設置されておりました。
こちらでも名物グルメがあるようで、なんでも「なめこ汁」が美味しいんだとか!
残念ながら僕はあまりなめこが好きではないので、スルーしてしまいましたが、冬〜早春の登山には身体が温まって良いと思いますので、なめこ汁お好きな方はぜひご堪能あれ!
山カフェ紹介:【神奈川県・大山】雰囲気が素敵な山カフェ−ヤビツ峠レストハウス−
陣馬山からは約1時間30分程度歩きましたので、景信山では、持参していた行動食を食べて少し休憩しました。
山頂や近くの茶屋から見える眺望は、以下の通り!市街も見ることができました。

茶屋からの眺望はこんな感じです。


藤野駅から景信山までで、ちょうど全行程の半分くらいの距離を歩きました。
ゴールの高尾山まで、引き続き樹林帯を歩いていきます!
【写真で山歩き③】お次は、夏はかき氷で人気のあの山!
高尾エリアの縦走は、いよいよ後半戦!
ということで順調に歩を進めていると、途中で出てきたのが「相模湖」です!
ちょうど「小仏峠」の少し手前の広いエリアで湖を見下ろせる場所がありました。


「小仏峠」を過ぎておよそ15分歩くと、標高670mの「小仏城山(こぼとけしろやま)」に到着です。
着実に標高を下げてきていますね!

こちらの山でも、山頂付近には茶屋(また!?)ととにかく広い休憩スペースがありまして、陣馬山や景信山のそれよりも広いスペースと多くのテーブル席が設置されていたのが印象的でした。
そして後から知ったのですが、こちら「小仏城山」の茶屋でも名物グルメがありまして、それはてんこ盛りの「かき氷」だそうです!
山カフェ紹介:【ゆるキャン△の聖地!?】素敵な山カフェ−ころぼっくるひゅって−
茶屋付近は人も多くて、早く高尾山に辿り着きたかったこともあり、茶屋をあまり近くで見ることなくすぐにその場を立ち去ってしまったので、
かき氷を販売していたかわかりませんでしたが、こちらも夏にまたリベンジしたいですね!
いつか、かき氷のレポートも書きたいと思います!笑
【写真で山歩き④】ついにゴール!みんな大好き高尾山
「小仏城山」を過ぎると、いよいよ人の数も多くなり登山道もかなり整備されてきます。
ずーっと整備された階段を下ったり上ったりするだけなので、少々退屈ではありますが、高尾山までは意外と距離もあるので、ちょうど疲れが出てき始めた僕にとっては、でこぼこ道でなくて良かったです。
途中にキレイなトイレもあり、便利でした。
高尾山頂上手前までの上り階段が意外とキツかったのですが、そこをクリアすれば最後のピーク「高尾山(標高599m)」の到着です!
山頂からの眺望はこちら!といきたいところですが、なんと写真は1枚も撮れませんでした。。
山頂に着く頃、つむじ風が強くて、それはじっとしていると砂が目に入ってしまうほど。
人もさらに多くなり、ゆっくりと写真を撮る気分ではなくなったので、ササっとゴールの高尾山口駅を目指していきます。。
高尾山付近で撮った写真はムササビ紹介の看板のみ、という戦果でした笑
(次回は、きちんと良い写真をたくさん撮ります。。)

一度、ムササビの「甘えるような不思議な声」を聞いてみたいものです笑
【人生初】夜景とムササビ目当てに、高尾山でナイトハイクしました!
高尾山山頂からリフトまではとにかく人が多くて、逃げるように下山を開始したのですが、道はものすごく舗装されていて、スニーカーやヒールの靴で来ている人もチラホラ。
【初級者用】関東の低山でも冬は積雪や凍結に注意?〇〇で転倒防止!
僕みたいな登山靴を履いている人の方がなんだかアウェーな感じがして、さすが来場者が世界一多い山だなぁと思いました。
高尾山までは複数のルートがあり、登山者向けのコースを歩き始めると、人もだいぶ少なくなってきました。

途中、うっかりして道を間違えてしまったこともあり、およそ1時間かけて高尾山口駅に到着。
今回の山行も無事大きな怪我なく終了です!

駅前には、登山靴を洗うためのブラシと蛇口があったので、長距離の縦走で汚れた愛靴をキレイに磨きます。
やはり人気の山となると、便利な施設や設備が多くて良いですね!
また、駅前の売店で名物「焼き団子(¥350)」を買って勝利の余韻に浸りました笑

今度は、高尾山オンリーで色々なグルメや景色を楽しみたいと思いました!
【さいごに】高尾エリアは見どころいっぱいでした!
いかがでしたでしょうか?
今回は、藤野駅をスタートし陣馬山、景信山、小仏城山、高尾山と、幾つもの山を縦走し、計20km超の山行となりドタバタ感もありました。
それぞれの山には見どころや名物もあるので、いっぺんに全ての山に行くのは勿体無かった、というのが正直な感想です。
陣馬山のゆずシャーベット、景信山のなめこ汁、小仏城山のかき氷、高尾山の温泉。。。
心残りはあげれば沢山ありますが、「また来たい!」と思えるような山行でしたし、次回の楽しみや期待が膨らむような充実感のある1日でした。
以下、この日の高尾エリア縦走で感じたことです。
・それぞれの山に茶屋があるので、グルメな方は必見!※行動食は多く持参しなくても良いかもです。
・コースのほとんどが樹林帯なので景色はあまり見られないものの、登山道は整備されていて比較的歩きやすい!※トレイルランにも良いコース!
・天気が良ければ、富士山も遠目に見られる!※各山頂の茶屋で食事を楽しみながら!
・ナイトハイクで運が良ければ、ムササビに会えるかも!?※ヘッドライト必須!
・陣馬山と高尾山の付近には温泉施設もあるので、下山時におすすめ!※詳しくは記事最後に!
【だから登山は止められない!】今日から始めたくなる登山の魅力5選
高尾山については、高尾山口駅直結の温泉施設「京王高尾山温泉 極楽湯」がおすすめ!

【高尾山】世界一登山客数の多い(?)人気の温泉施設に行きました!
以上、初めての高尾エリア縦走の山行記録でした!
皆さんの登山計画に役立てれば幸いです。ありがとうございました!
〈参考〉*2022年3月26日時点の情報です。最新情報は公式HP等でご確認ください。
「京王高尾山温泉 極楽湯」※食事処あり
・営業時間:8:00 〜 23:00 京王線「高尾山口駅」直結
・入浴料:大人1名¥1,000(休日は¥1,200)
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