【花の百名山・幕山登山】梅の花に囲まれ、ひと足早い春を感じました

20230218_makuyama1 【花の百名山】

皆さん、こんにちは!

2月も寒い日が続きますが、同時にだんだんと暖かくなり、春も近づいてきましたので、

今回は「花の百名山」の1つ、

幕山まくやま

というお山をご紹介していきたいと思います!

2023年2月18日(土)。

梅の名所としても知られる「幕山公園」では、梅が五分咲きでしたので、一番の見頃は、

2月下旬〜3月上旬頃
*年によっては多少ずれる可能性あり

になるかと思います。

JR東海道線沿線の「湯河原駅」からであれば徒歩バスでもアクセスが可能ですので、

満開の梅に囲まれながら、春を感じてみてはいかがでしょうか?

ということで、今回の記事は・・・

・山頂に行かなくても満開のお花に癒されたい♪

・バリュエーションルートでプチ縦走してみたい!

・往復2-3時間で帰って来られる手軽さで、眺望も良いお山に登りたい!

そんな方たちに向けた内容となっております。

幕山や、そのお隣「南郷山なんごうさん」というお山の山頂からはを眼下に眺めることができます。

また、途中には歴史上の偉人である「源頼朝」にまつわる伝説に関連した場所もありました!

それでは、以下より幕山登山のレポートとなりますので、よろしくお願いします。



【はじめに】「幕山」ってどんな山?山名は歌舞伎に由来!?

まずはじめに、

「幕山」はどんな山なのか?

について、簡単にご紹介したいと思います!

【山名(読み)】 幕山(まくやま)
【標高】 626m
【所在地】 神奈川県湯河原町
【主なコース(所要時間)】 幕山公園からのピストンコース(往復でおよそ2時間30分)
【特徴】 ロッククライミングもでき、頂上からはも見えるお山。幕山公園一帯に咲く梅林は必見!

ちなみに、「幕山」という山名についてですが、これは山の形状に由来しております。

麓の「幕山公園」から少し登った山腹には、いくつもの「岩壁」が見られ、その様子を歌舞伎の「幕」に例えたことから「幕山」という名が付けられたようです。

まずは、お馴染みの「歌舞伎の幕」はこちら↓

いっぽう、幕山山腹の岩壁はこちら↓

細長い柱状の岩が縦にいくつも並んでおります。

このような柱状の細長い岩がどのようにしてできたのかは分かりませんが、

幕山」は付近にある大型火山「箱根山」の側火山として、およそ15万年前に形成された火山ドーム

とのことです。

「瑞牆山」のような岩の派手さはありませんが、ロッククライミングも楽しむことができるお山です。

写真中央には岩壁をよじ登っている人が見えますね!

さて次項では、登山口となる「幕山公園」までのアクセスと登山ルートについてご紹介していきます。



【アクセス/コース紹介】 梅のシーズン中は「幕山公園」まで直行バスで!

公共交通機関で幕山へアクセスする場合、最寄りの電車駅はJR東海道線の「湯河原駅」となります。

駅のホームには梅林「梅の宴」の広告看板が!

湯河原駅を降りてすぐ目に止まるのが、こちらの看板です!

湯河原駅」を降りて改札を抜けたら、左へ進みます。

この時は、まだ五分咲きとのこと。

改札を出てすぐ正面には、梅の状況を確認できます。

↑の看板通りに左へ進んでいくと、バス乗り場に通じております。

分かりやすいので、迷う心配はありません♪

箱根登山バスに乗車、運賃は片道¥290です。

3番バス乗り場から乗車すれば、幕山の登山口「幕山公園」まで直行できます。
*時刻表は、箱根登山バスHP内の「3番のりば 湯河原→鍛冶屋経由幕山公園行」にてご確認ください。

SuicaPASMOといった交通系ICカードが利用できます。

湯河原駅から幕山登山口(幕山公園)までは徒歩でもアクセス可能ですが、およそ1時間の距離ですので、サクッと観光気分で行きたい方はバスを利用しましょう!
*お時間がある方や交通費を浮かしたい場合は、徒歩で目指してみましょう。笑

以上が、最短のアクセス方法となります。

お次は、幕山登山の「登山ルート/コース」についてご紹介します。

まず、幕山登山は大きく分けて2つの楽しみ方があるかと思います。

1つめは記事冒頭にも書きました通り、

・山頂に行かなくても満開のお花に癒されたい♪
・往復2-3時間で帰って来られる手軽さで、眺望も良いお山に登りたい!

という方は初心者向けコースとして、幕山公園までの直通バスを利用して「湯河原梅林」のみ楽しむもヨシ!、

または、幕山の山頂までピストンコースでゆっくり楽しむのもヨシです。

ピストンコースについては、以下のようなコースとなります!

幕山公園

梅林に癒される

幕山の山腹に立つ岩壁を見物

九十九折りの坂を登り続ける *ここが一番キツい!

幕山山頂(標高:626m) *登りの標準タイムは1時間22分

山頂からの眺め(真鶴半島)と周回を楽しむ *山頂周回は10分くらい

下山 *下りの標準タイムは1時間

上記のコースであれば、休憩時間なしで2時間30分ほど、

休憩をゆっくり取ったとしても、3時間~3時間30分で帰ることができますので、低山登山の中でもかなりお手軽です♪

幕山の山頂は、周回できるようなコースとなっております。

幕山登山のもう1つの楽しみ方としては、

・バリュエーションルートでプチ縦走してみたい!

という方や、

これだけじゃあ、なんか物足りないよ〜

という方におすすめな健脚者向きのコースで、絶景とピークハントを目指す楽しみ方もあります!

さらに、鎌倉幕府を開いたあの「源頼朝」公の伝説に関連した場所も通ることができますので、続きをお楽しみに!



【健脚者向けコース】 南郷山経由の幕山登山は冒険気分を味わえる!?

幕山公園に行って「湯河原梅林」だけ見て帰るのは少し物足りない・・・

以下、そんな方におすすめなコースをご紹介します!
*YAMAPでアップしている活動日記のコースとなります。

南郷山・幕山周回コース散策 / わたるさんの幕山南郷山(神奈川県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

*湯河原駅から北上→三叉路の分岐で右折→南郷山→幕山→梅林・幕山公園→三叉路の分岐→湯河原駅、という順で反時計回りに周回するコースです。

まず、湯河原駅から3番のりばのバスに乗車して(鍛冶屋経由)「幕山公園」へ向かいます。

ここまでは先ほどご紹介した初心者用コースと同じですが、終点「幕山公園」バス停の手前「鍛冶屋」バス停で下車します。

そこから先の坂を登っていく途中にある「南郷山」方面の標識に従って進んでいきます。

序盤、コンクリの坂が意外と急でキツいです・・・

こちら「健脚者向け」のコースは、

南郷山→幕山と、一度に2つのピークを踏むとともに、静かな山歩きを楽しむことができます。

南郷山までの登山ですれ違ったハイカーさんは、たったの2名のみでした。

道中、ゴルフコースの横を歩いたり、道幅が狭かったり、残雪・ぬかるみ倒木笹漕ぎのような場所があったりと、

危険箇所道迷い箇所もあるので、そういった山歩きが苦でない方は是非トライしてみてください!

山歩きの様子については、次項でご紹介していきます!



【写真で山歩き①】 湯河原駅からバスは使わず、徒歩で登山口へ!

登山当日の朝6:30頃。

湯河原駅の2つ手前の駅「根府川駅」のホームから眺める絶景から始まりました。

果てしない水平線から浮かび上がる太陽を遠目に1枚。

海と日の出は最高の組み合わせですね!

湯河原駅に到着したのはAM6:40頃。

1つしかない改札を出て左方向へ進むと、幕山公園行き箱根登山バスの3番のりばが目の前に現れますが、これを無視してそのまま進んでいきます。

今回は湯河原駅からすべて徒歩での登山です。

バスはスルーしてそのまま進みます。

道なりに進んでいくと、途中にある交差点「城堀」で、横断歩道を渡らずに左折します。

左へ曲がって進むと、斜め右後ろ方向に「セブンイレブン」がありますので、行動食の購入はそこで済ませておきましょう。
*もう少し先にもセブンイレブンはあります

正面の横断歩道は渡らずに左へ出ます。

この時は水を買いに、セブンイレブンに立ち寄ったのですが、湯河原名物の食品が置いてありました!

煎餅(せんべい)ラーメン(飯田商店)です。

せんべいは数多くの種類が置いてあり、しばらく何を買おうか迷いました・・・

せんべいコーナーの右側には、有名なラーメン屋さん「飯田商店」のインスタント麺や「湯河原そば」も置いてありました!

コンビニでもご当地の食品が置いてあることがありますので、他のお山に登る際にも立ち寄ってみようと思います!

行動食のプラスアルファとして「せんべい」¥450を購入しました!

関連:【コスパ◎】コンビニで500円以下で買えるおすすめ登山行動食5選

発汗によって失われる塩分を補給するのに良い行動食ですね。

何を買ったのかは、幕山山頂に登頂してからのお楽しみということで♪

さて、コンビニで買い物を終えたら登山再開です。

しばらく、緩やかな坂道を歩くと、再び信号付きの交差点「中央四丁目」に出ます。

こちらの交差点でも、正面の横断歩道は渡らずに左折します。

よく見ると、湯河原駅前にもあった、梅林の咲き状況が書かれた看板がありますね。

引き続き、住宅地を歩いていると「みかんの無人販売所」が!

早朝だったこともあり、まだみかんが置いてありませんでした。

ここから先には、幾つもの「みかん」販売所が登場して、どれも個数によって¥100~¥200くらいの価格設定でした!安い!!

湯河原地区は「みかん」も有名なんですね。

点在する「みかん」販売所を通過していくと、登山口前最後の「セブンイレブン」に着きますので、ご注意!

買い忘れたものが無いか、再度チェックしましょう。

さらに坂道を登っていくと大きな陸橋がありますので、そこをくぐっていきます。

新幹線が通る橋ですので、かなり頑丈そうで高い橋でした。

陸橋を越えるとすぐに見えるのが、今回の目的地「幕山」の全容です!

それが、コチラ↓

台形状の山が「幕山」です。

ここから見る山の形も、劇場などで使われる「」のように見えますね!

柱状の岩の並列だけでなく、さらに遠目から見た山の台形姿からも、「幕山」という名が付けられた理由なのでしょうかね。

ここまで来れば、あともうひと踏ん張りで「三叉路の分岐」に着くことができます!

坂道を登ること5~6分

ついに、分岐に到着しました。

ここで少し暑くなってきたので、上着を脱ぎました。

ここから先がいよいよ、南郷山〜幕山周回ルートの始まりとなります。

最初のピーク「南郷山」へは、この三叉路をへ入っていきます!

ここの分岐からは、およそ4km先に「南郷山」があります。

「湯河原駅〜三叉路の分岐」は、標準タイムですと30分の距離です。
*分岐を左に曲がってもう30分ほど歩くと、「幕山公園」となります。

さて、お次はいよいよ「南郷山」を攻めます!



【写真で山歩き②】 YAMAPで載っていないピークと絶景は必見!

三叉路の分岐を過ぎてから、1km弱歩くと「南郷山」までの距離が書かれた標識が出てきます。

あと3km! (3,300m)

標識のすぐ先は、コンクリートの急坂となっており、結構斜度がキツいです・・・

とにかくゆっくりと登っていきます。

写真でもかなりの斜度だということが伝わるかと思います・・・

数分間続くこのような急坂を登っていけば、そのご褒美のような景色が次々と出てきます。

可愛らしい河津桜?の花が咲いておりました〜

心が洗われる

さらに右手方面を見れば、街と海を見下ろせます!

これも良い景色!!

ここで少し給水の休憩を

高台からの絶景を見たら、まだまだコンクリの道が続きます。

少し、木々も増えて薄暗い道に出ます。

林道のようなところを歩いていくこと数分。

展望台のような場所に出ました。

正面の木が邪魔ですが、ここからも良い眺め♪

切り株の椅子やベンチも設置されており、休憩するにはなかなか良い場所。

そしてよく見ると、山頂標識のようなものが・・・?

切り株の椅子とベンチに腰掛けて眺めるとグッド

どうやら、YAMAPの地図でも載っていない山「若石山」というピークのようですね!

お手製の標識もいい味が出てますね。

第1のピークは「南郷山」ではなく「若石山」ですね!

南郷山を目指して登った人しか知ることの出来ない「隠れピーク」を踏んだところで、幕山登山の前編を終了します!

「南郷山」「幕山」の山行は後編でもご紹介しますので、お楽しみに〜



【おまけ】 幕山公園の湯河原梅林で是非お花見へ行きましょう♪

最後に、「湯河原梅林」での梅の様子を少しだけお届けします!

梅林の梅の様子(ピンク)
梅林の梅の様子(白)
これからまだまだたくさん咲いてくれそうですね!
山の下部分が全部ピンク色や白色に染まっているところを見たかったなぁ

梅の様子は全体的にはまだまだでしたが、一部かなり咲いていたエリアもありましたので、五分咲きでも十分に春を感じることができました。

3月の上旬が梅のピークかもしれませんね!

関東近郊のお住まいの方やお立ち寄られる際は、是非梅林のお花に癒されてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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