【冬の低山登山】大山三峰山は低山だけど健脚者向き!スリル満点の山歩き

20221210_oyamamitsumine1 【低山ハイク】

皆さん、こんにちは!

今回も「冬の低山」をテーマとした記事を書いていきます

・ある程度の低山は登ったので「中級者レベル」の低山を試したい!

・低山でも鎖場梯子(ハシゴ)の多いスリリングな登山をしたい!

・意外と知られていなさそうな「穴場の温泉」を知りたい!

という方向けの内容となっております。

何度か低山登山は経験しているけれど、少し物足りないなと感じていらっしゃる方には、是非とも読んでもらいたい内容ですので、よろしくお願いします
*こちらの山行レポート記事は前編・後編に分けて提供しております

きっと、あまり知られていないような新たな低山と温泉を発見してみたい、と思って頂けるかと思います!

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【はじめに】本厚木駅からアクセスが可能な「大山三峰山」ってどんな山?

今回ご紹介するお山は、神奈川県の清川村にあります「大山三峰山(おおやまみつみねさん)」というお山です。

標高は934mで、1,000mに満たないお山ですが、侮る事勿れ!

三峰山の山頂は眺望がありません

「大山三峰山」は、いわゆる低山の部類に入るのですが・・・

⚠️登山道が崩落しかけているトラバース道あり!

⚠️ヤセ尾根(道幅が狭い箇所)の急登あり!

⚠️鎖場あり!

⚠️梯子(ハシゴ)あり!

⚠️鎖場と梯子のアップダウン繰り返しあり!

といった、登山初級者にはなかなかキツいポイントが連続して出てきます。

その上、眺望が素晴らしい場所、いわゆる「ビューポイント」が少ないので、ハイキングではなく完全に「修行」「トレーニング」といった言葉がピッタリな、ドSなお山です笑

そのためか、あまり登山者は居ないので、大自然を感じながら山登りを「静かに」楽しみたい方にとっては推したい低山の1つです!

また、「大山三峰山」は低標高でありながらも登りごたえのあるお山ですので、ハイキングでは少し「物足りない」と感じている方にとってもオススメです。

「大山三峰山」の登山口までは、小田急線の「本厚木駅」からバスでアクセスが容易ですので、厚木近辺にお住まいの方はもちろん、都内からでも日帰りチャレンジができます!

お次は、登山口までのアクセスについて詳細をお伝えします

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【アクセス】本厚木駅から「煤ヶ谷」バス停で下車!乗車時間と運賃は?

続いては、大山三峰山の登山口までのアクセスについてご紹介します!

まずは、小田急線の「本厚木駅」で下車します。

改札を出て左手(北口方面)に進むと、駅前の広場とバスのロータリーに出ます。

バス乗り場はいくつかありますので慣れないと分かりづらいのですが、今回は「5番」乗り場の「宮ヶ瀬」行きのバスに乗車します。
*運行会社は「神奈中(神奈川中央交通)」さんです

5番バス乗り場の目印は、本厚木駅北口前の松屋です。
*2022年12月10日(土)時点の情報です

松屋の入り口前がバス乗り場となっております。北口のバス乗り場で唯一(?)信号の交差点を渡らないと辿り着けないというのも特徴的です。

無事に「宮ヶ瀬」行きのバスに乗車できたら、しばらく乗り続けます。

およそ30分くらい走ったところで、今回の登山口に近いバス停「煤ヶ谷(すすがや)」に到着するので、そこで下車します。

運賃は¥500(ICカードの場合は¥493)です。

「煤ヶ谷」バス停より先には、他の登山口(高取山や仏果山など)が近いバス停もありますので、厚木から1時間もしない距離にたくさんのお山があることが窺えます。

ちなみにこの日は登山者らしき人が多く乗っておりましたが、「煤ヶ谷」で下車した人は、僕を含め5-6人くらいしか居りませんでした。

大山三峰山は「知る人ぞ知る」お山なのでしょうか。

それでは次からいよいよ、神奈川県の秘境「大山三峰山」の登山口へ向かいます!

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【写真で山歩き①】 序盤の登りは緩やかで心地よい森林浴を楽しめます♪

さて、バスを下りて準備体操が終わったら、まずは登山口まで向かいましょう。

煤ヶ谷」バス停を下り、まっすぐ歩くとすぐにがありますので、その橋を渡った直後に左へ曲がります。

緩やかな坂の舗装路が川に沿って伸びておりますので、そのまましばらく歩いていくと・・・

標識の一番上「札掛・物見峠 三峰山」の方へ進みます

一番最初の標識が登場しますので、三峰山方面へ進むと・・・

最初の坂道!

最初の急登。

ただし、この辺はまだ住宅地で道路も舗装されておりますので、歩きやすいです♪

この坂を登っていくと・・・

第2の標識。三峰山までは5.2kmです!

再び標識が現れます!
*この先にはまだ坂があります。

今度は距離も出てくるので、三峰山までは残りおよそ5kmあるんだ!と確認しておきましょう。

バス停からここまで辿り着ければ、あとはご丁寧に標識や案内板がところどころに設置されているので、それに従っていきます。

【ご参考】バス停〜第2の標識がある辺り(上の写真の場所)までの経路を👇に貼っておきます!

続きの坂を登った先には、登山口までの案内板が設置されておりますので、それに従って進んでいきましょう♪

工事中の様子。案内板の通り、右へ進みましょう👉

案内板に従って右へ進んでいくと、お寺(正往寺)があります。

お寺の方(右奥)は行き止まりですので、ここでも案内板に従って進んでいきます。

カラーコーンの貼り紙に従って、今度は左に進みます👈

大したことのない坂を登ると、再び案内標識があるのでそれに従って進むと、いよいよ登山道へ出ていきます。

ここまではずっと舗装路を歩いてきたので、本格的に山歩きスタートですね!

いきなり倒木がっ

倒木が道を塞いでおりますが、落ち着いてくぐり抜けてこのまま進んでいくと、目の前に開閉式の扉が出てきます。

開けて入ったら、しっかり閉めておきましょう。

そして「狩猟中」の文字が!

黄色い注意喚起の内容をチェック

この日は祝日ではない土曜日でしたので、狩猟は行われていなかったと思いますが、万が一狩猟区間を歩くことになった場合は、人だという存在を知らせるためにもクマ避けの鈴といった「音の出るもの」を持参しておくと良いでしょう。

そして、こちらのお山にもやはり出るんですね、クマが!

登山者カードの箱とクマ注意情報

また、ヤマビルも出るんですね!

さすが丹沢エリアに近いだけあって、ヤマビル対策グッズが備え付けられておりました。

登山口にはこのような注意喚起⚠️が設置されている場合が多いので、スタート前にきちんと確認しておきましょう!

クマ避けの鈴をしっかりとリュックに付けてからスタートです。

ここまで来て「大山三峰山」まではあと、ちょうど5kmですね!

登山スタートです!

初っ端から道幅の狭い箇所に入りますが、写真で見るよりは幅に余裕はありますので、落ち着いて歩けば問題ありません。

ただ、すれ違う際は注意しましょう。もちろん、よそ見は厳禁です!
*結局この日は注意エリアですれ違った登山者は記憶の限りでは1名のみでした

道幅は少し狭めですが斜度は比較的緩いので、歩き辛さはさほど感じませんでした。

途中の橋も思ったより安定していますが、慎重に渡っていきます。

写真で見るとスリリングですが、橋は意外と丈夫でした。
ここは狭いですね。左側は急斜面なので、足を滑らせて落ちたら・・・
誰ともすれ違っておりません。森林浴を独り占め♪
一旦、トラバース道は終了し広い登山道へ出ます!

登山道を歩き始めてからのおよそ15分間は、左側に足を踏み外したら斜面に転がっていってしまうような、スリル満点のトラバース道を歩いてきました。

さらに眺望はこれといって無いものの、朝の静かな森歩きを独り占めできましたし、途中からは広い道へ出ますので、ここまではどちらかというと楽しい気分で歩くことができました。

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【写真で山歩き②】 徐々に急な登りに!そしていよいよ難度アップのコース?

序盤の森歩きスタートから30分近く経過したところで、ようやく展けてきた(?)感じで、他の山々の景色を眺めることができました。

それでもまだ木が邪魔ですな
良い眺望とは言えませんが、天気は良いので十分です。

ここのビューポイント(?)を過ぎて、数分ほど歩くと、久しぶりの標識が出てきます。

三峰山まではあと3.4kmとのこと、もう1.5kmも歩いてきたのか!

ちょっとびっくりしました。

九十九折りの緩やかな登りの途中に出てくる標識

序盤のトラバースは何だったのか?というくらい広い道へ出ます。

これはもしや、今日楽勝か?

綺麗でおいしい空気を吸いながら、誰もいない道をルンルンで歩いていきます。

ここから3-4分進んだところで、鹿避け(?)の柵が出てきました。

見るからに昭和チックな古い看板も味を出しております笑

元々は開閉式の扉だったのでしょうか。今は錆びててずっと手入れされてないような感じです。

ここまでは楽勝かな!と思っていたのですが・・・

始まりました、本日最初の急登。

特に危険なポイントは無いのですが、突然現れたのはこの急登。

今までより斜度がアップしているように感じられました・・・

距離はそこまで長くなかったのですが、しばらくずっとほぼ平坦な道or緩い坂を気分よく歩いてきたので、少ししんどかったです。

5-6分ほど急登に苦戦したところで、休憩用の大きなベンチが!

ここでひとまず休憩です♪

登山開始から1時間弱、コチラのベンチに腰掛けながら行動食と水分の補給で、ひと休みしていたところ・・・

右上の看板にご注目!

ここで注意喚起の看板が!

そう、

キツくなってきたなぁ

と感じてきたところでのコチラの看板。

冒頭でもお伝えした通り、三峰山は低山でありながらも初級者というより「経験者」向けのお山。

この時点で「もう、ちょっとキツい」と感じるようであれば、引き返す判断をする最後のポイントでしょう。

そしてここからが、いよいよ鎖場梯子、崩壊しかけの狭い道急登のパラダイスです!

これを待ってました!

という変人(の僕)は、当然この先も進んで行くことにしました!

さて、この先の困難と僕の運命は如何に!?

大山三峰山の山行・後編については、近日公開します。

次回もお楽しみに!

大山三峰山の山行レポート記事・後編はコチラ👇
【冬の低山】難関低山の大山三峰山を登り切ったあとは七沢温泉へ!!



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